【実施報告】「世界の多様な文化や生活を知る」ワークショップ

「山口市人権ふれあいフェスティバル」に出展しました!

2022年12月20日

素敵なグアテマラの民族衣装で、友だちとパシャリ!

2022年12月10日(土)に、山口市小郡地域交流センターで開催された「山口市人権ふれあいフェスティバル」(JICA後援)において、異文化理解ワークショップを行いました。午前・午後で2回実施し、小学生の親子を中心に、計25名の方にご参加いただきました。ワークショップでは、JICA海外協力隊経験者や留学生からの国紹介、国当てクイズ、アフリカ布でのクリスマスカード作りを通して、日本との「ちがい」を楽しく学びながら、世界の文化や生活について理解を深めてもらいました。昨年度も人気が高かった民族衣装の展示・試着コーナーでは、みなさん素敵な笑顔で撮影会となりました!

日本とちがう「当たり前」って、なぁに?

まずは各国の紹介を聞いて、国当てクイズに答えよう!(伊藤さん)

国内でも民族による「ちがい」がたくさん!(ナディアさん)

オリジナルのカード作りに真剣!素敵なカードが完成しました!

今年のワークショップで紹介した国は、中南米のグアテマラ、東南アジアのマレーシア、アフリカのケニアです。

まずは、JICA海外協力隊で看護師としてグアテマラで活動した、伊藤昭子さんから、「ブエノスディアス」という挨拶でスタート!日本と異なるお盆の過ごし方やお墓には、子ども達から驚きの声がありました。次は、山口県立大学の留学生ナディアさんから、多民族国家ならではのマレーシアの衣食住について紹介してもらいました。日本に来てびっくりしたことが「本音と建て前」という話には、大人の方も頷きながら興味深く聞いていました。最後は、私が外国人として、ケニアで過ごした経験から「困ったこと・モヤモヤしたこと・嬉しかったこと」をお伝えしました。

お話を聞いた後は、お楽しみのクイズに挑戦!3か国の「主食・民族衣装・当たり前の文化」を親子で相談しながら、答えてもらいました。しっかり考えてもらった分、正解する度に「やったー!」と喜びの声も上がり、盛り上がりました。
最後は、日本では「年賀状」にあたる「クリスマスカード(グリーティングカード)」を、アフリカ布で作成したり、伊藤さんに持参頂いたグアテマラの民族衣装や各国の帽子を着けたりして、世界の文化を体験してもらいました。ご参加いただいたみなさん、どうもありがとうございました!

特に、伊藤さんの「私達はみんな同じ人間で、上も下もない。環境も文化も違う国ではまずは知ること、相手のことを考えて行動することが大切」という言葉、ナディアさんの「日本人には当たり前の言動でも、異なる文化を持つ外国人にとっては驚きや戸惑いがある」という実体験が、誰にとっても住みよい社会・多文化共生社会に向けたヒントとして、響くものがありました。

園児のお子さんも熱心に聞いてもらったり、世界に関心の高い高校生から個別に質問があったりと、次世代を頼もしく感じた一日でした。少しでもみなさんが知らない世界について、知るきっかけになれたなら幸いです。