洪水リスク管理能力強化プロジェクト 第5回合同調整委員会会議および洪水リスク管理強化に向けた最終セミナー開催

2018年6月28日

2018年6月28日にボゴタ市内のクンディナマルカ県庁で、当プロジェクトの締めくくりとなる第五回合同調整委員会会議が開催された。プロジェクトの最終成果物のとりまとめ、最終報告(評価)およびセミナーを実施するため、当プロジェクトの専門家チームが5月28日から7月6日までコロンビア・ボゴタを訪問した。この会議には、カウンターパートの大統領府直属・国家災害リスク管理局(UNGRD)、環境持続開発省・水文気象環境研究所(IDEAM)、クンディナマルカ地方自治公社(CAR)、クンディナマルカ県、環境持続開発省(MADS)、国際協力庁(APC)の代表者達、JICAコロンビア支所長室澤、プロジェクト関係者および専門家チームをはじめ、30名近くのプロジェクト関係者が出席した。

はじめに、プロジェクト活動と成果物の確認、プロジェクトの成果や目標達成度の確認が行なわれた。会議では、合同調整委員会会議前に実施されたレビューの結果が報告され、評価5項目(妥当性、有効性、効率性、インパクト、持続性)でいずれも高い評価結果が得られたことが全体に共有された。次に、上位目標達成に向けた将来活動、今後の関係機関の協力やモニタリング計画などが検討された。ここでは活発な意見交換も行なわれ、2018年7月のプロジェクト終了後も「コロンビアにおいて洪水リスクが低減される」という上位目標達成に向け、日本・コロンビア双方で取り組みを継続していくことを関係機関は再確認し、プロジェクト3年間を総括する会議は終了した。

その後、同会場にて洪水リスク管理能力強化に向けたセミナーが開催され、プロジェクト成果の共有および普及を目的として、予備計画としてのマグダレナ川IFMP-RP(Rio Principal(大河川)での統合洪水リスク管理計画)、本格的なマグダレナ川IFMP-RP策定に向けたロードマップ、他の大河川での計画策定に資するIFMP-RP策定ガイドライン、予備計画としてのリオネグロ流域IFMP-SZ(Sub-Zone(小流域))およびIFMP-SZ策定ガイドラインといったプロジェクトの成果物が紹介され、将来の活動予定などが共有された。

プロジェクト開始当初は、中央・地方各機関の洪水リスク管理にかかる役割分担が十分に整理されていないことが課題のひとつとしてあげられていた。しかし、この日JICA専門家チームからは、プロジェクトの功績のひとつとして関係機関の連携強化が挙げられた。これまで連携が取れていなかった各機関のコミュニケーションが増加し、回を重ねるごとに彼らのモチベーションが高まったことをコメントした。

当プロジェクトでは、2018年7月にはプロジェクトブリーフノートが完成する予定。このプロジェクト概要をまとめた資料は、コロンビアおよび日本の両国民が本支援の意義、活動内容および成果を簡単に理解してもらうことを目的に制作されている。

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