10年ぶりの稲作協力「国産米振興プロジェクト」の実施に合意しました

2013年8月20日

8月20日、農業省との間で、国産米の振興を目指す技術協力プロジェクト実施に合意しました。

コートジボワールは、恵まれた自然環境により農業生産のポテンシャルが高く、労働人口の3分の2が農業に従事しているにもかかわらず、コメに関しては国内需要量の70%にあたる140万トン(2011年)を輸入に依存しています。

この背景には急速な人口増加及び都市部における消費の著しい増加によって、この50年間でコメの需要が10倍に増加しているといわれている状況があります。

一方で、コメの国内生産量は1)質の良いタネが不足していること、2)タネや肥料を買うための元手資金がないため、十分なコメ作りができないこと、3)精米技術や設備が不足しており、アジアからの輸入米に対して品質・価格の両面で競争力が保てずにいます。

この結果、経済首都アビジャンをはじめとした大都市において、米市場の大部分は輸入米で占められるようになっており、さらにこのことが原因で国産米の生産地から都市部消費地への流通ネットワークも弱体化し、国産米流通を一層難しくしています。

そこで、本プロジェクトでは、農業省をカウンターパートとして、1)高い生産性ポテンシャルを持つ灌漑・バフォン(低湿地)稲作農家に対する技術移転を通じて生産量を増加・安定化させ、2)生産、精米、輸送・販売に関わる多くの関係者の再構築を通し、経済首都アビジャンへの国産米流通量拡大へ向けたモデルを作っていくことを目的として、国産米の振興を目指していきます。

プロジェクトは2014年1月から5年間の予定で実施します。

【画像】

コートジボワールの水田風景

【画像】

農民による脱穀の様子

【画像】

調査団による精米業者からのヒヤリング