第5回アジア・アフリカ都市開発セミナーを開催しました

2014年3月20日

2014年3月18日から20日

3月18日〜3月20日、アビジャンで8か国からの参加を得て、JICAはコートジボワール国建設住宅衛生都市計画省と「第5回アジア・アフリカ都市開発セミナー」を開催しました。JICAはこれまでに「都市開発」をテーマとし、2011年から毎年、ダカール、ハノイ、クマシ、アクラにおいて、アジア・アフリカ経験共有セミナーを実施してきています。これまで、1回目、2回目のセミナーでは、都市開発の推進において、特に法整備や組織的課題に対応するために政府の強いイニシアティブが重要であること、またアジア・アフリカの両地域が共通の都市問題に直面しており、課題解決の経験の共有が有効であることが認識されました。続いて3回目、4回目のセミナーでは、ガーナ国「クマシ都市圏総合開発計画プロジェクト」を題材として、具体的事例を通じた参加国間の都市開発経験の意見交換と気づきの場を提供し、都市開発課題の解決に向けた経験の共有を行いました。

今回はこれらに引き続いて、1)コートジボワール国「大アビジャン圏都市整備計画策定プロジェクト」の事例を通じて、マスタープラン(MP)策定のプロセスやコートジボワール政府による都市開発推進の取り組みを学ぶこと、2)これまでJICAが協力を行ってきたケニア国、ガーナ国の都市計画策定プロセスで得られた教訓・知見から、大アビジャン圏開発を促進するための課題抽出と意見交換を行い、都市開発推進のための課題を理解すること、3)参加各国の都市課題や都市開発事例に関する発表を通じて、都市開発の課題解決に向けた意見交換を行い、今後の都市開発セクターの取り組みを促進すること、4)都市開発の実現に際して参考とするための一例として、ベトナム国、インドネシアにおける産業誘致、民間投資の事例について理解することを目的として実施されました。

3日間に渡るセミナーでは各国の実務者たちがマスタープラン実施プロセスにおけるそれぞれの取組、苦労を共有し、それぞれの国の背景や文脈に応じたユニークな都市開発の取組が共有されるともに、共通課題として、都市開発における都市交通の重要性、ステークホルダー巻き込み、都市開発実現のためのファイナンス、民間による投資促進、工業団地、土地収用、中央政府と地方政府の役割分担など、共通する課題が浮き彫りになりました。

参加者からはセミナーを通じて、非常に具体的な現場の取組がそれぞれの国の都市開発推進で非常に役に立つとともに、世界の都市開発実務者とネットワークを構成できたことは非常に大きな収穫だった、と声がありました。
JICAは今後もTICADVの重点分野である都市開発の取り組みを推進していきます。

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会議に先立って行われた三浦経済基盤開発部長とサノゴ建設住宅衛生都市計画大臣との面会

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開会式の様子

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発表や議論の後は、アビジャンの都市開発進行中のサイトビジットも行われました。