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国際シンポジウム2024「中南米の噴火対応から学ぶ火山防災」

掲載日:2024.08.26

セミナー |

 昨年、活火山法が改正され、2024年8月26日が「火山防災の日」に制定されました。

 火山防災の課題のひとつとして、日本では火山噴火対応の経験が乏しいことが挙げられます。風水害のように発生頻度が高い現象は、一定の経験があり比較的対応しやすい一方で、火山噴火は発生頻度が低く、日本国内で噴火対応経験のある地域はごく一部に限られます。近い将来、噴火が発生した時のために、私たちは過去の教訓、他国の事例から学び火山防災対策を検討しておく必要があります。
 
 JICA北海道(札幌)では、2009年度より中南米地域を対象とした「中南米地域火山防災能力強化」という課題別研修を実施しています。これまで120名以上の研修員を受け入れ、「火山の監視観測・噴火対応」と「火山との共生」を2本柱に研修を実施してきました。
 中南米地域では、活発な活動を続ける活火山を日本同様に多数有し、噴火対応の経験を持つ防災担当者が多くいますが、火山に関する知識や専門的な知見を有する人材が少なく、住民の火山防災に対する意識が低いことが課題となっています。

 日本と中南米地域の火山噴火対応事例から学び合い、火山噴火災害を軽減するための対応策を考えるシンポジウムを開催します。日本語とスペイン語の同時通訳対応を行います。
 オンラインでの参加も可能ですので、詳細はチラシをご確認ください。

<お問い合わせ>
山梨県富士山科学研究所 国際シンポジウム担当
TEL:0555-72-6176
メール:mfri-sp-s@mfri.pref.yamanashi.jp

JICA北海道(札幌)研修業務課 細川
TEL:011-866-8393
メール:Hosokawa.Tomoyo▲jica.go.jp
※「▲」を「@」に置き換えてください。