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四国の高校生を対象にJICA海外協力隊オンライン体験入隊を実施しました。-愛媛県立松山商業高等学校-

2022.02.22

四国の高校生にJICA海外協力隊を模擬体験してもらいました

駒ヶ根青年海外協力隊訓練所と四国センターで、四国4県の高校生に青年海外協力隊を模擬体験してもらうイベントを実施しました。
今回、国際交流・協力や地域創生への取り組みに興味、関心のある高等学校に「オンライン体験入隊」の開催を呼びかけ、愛媛県立松山商業高等学校、香川県立三木高等学校、徳島県立徳島北高等学校、高知県立高知国際中学校・高等学校の4校で実施することになりました。

JICA事業概要、海外協力隊について説明しています。

JICA海外協力隊体験オンライン入隊プログラムの内容

基本プログラム:

FC今治で広報担当をする本多美月さんの協力隊体験談

2月8日、松山商業高等学校地域ビジネス科の1年生40名に参加していただき「JICA海外協力隊オンライン体験入隊」を開催しました。その中で、現在FC今治で広報を担当する本多美月さんに協力隊体験談を話してもらいました。本多さんはスポーツで世界を明るく元気にしたいと協力隊に参加。パラオ共和国で陸上競技の普及に取り組みました。ユース世代へ陸上の楽しさを伝えることやナショナルチームの技術向上に2年間取り組む中で、同僚との行き違いもあり、相手の思いや考え方を受け入れること、自分の思いを伝えることの大切さを学んだことをお話しいただきました。
帰国後、ホストタウン事業に従事し、人とのつながりを大切にしたいと、株式会社今治. 夢スポーツの「次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する。」という企業理念に感銘し、同社の広報として仕事をすることになったそうです。
最後に高校生の皆さんに、やってみないとわからないことがたくさんあるので何にでもチャレンジすることが大切と話してくれました。

本多さん
パラオでの活動の様子。

ディスカッションで学びを深めます。

語学訓練体験

松山商業の皆さんは3つのグループに分かれて、スペイン語、シンハラ語、ネパール語を学びました。スペイン語グループでは、アルファベットを使用する言語ですが英語とは違うため、慣れない発音に苦戦しながらも授業の最後には2人組で自己紹介と質問を交互に行えるまでになりました。ネパール語グループでは、先生の「第六感を使いながら質問に答えて」という問いかけに応じ、最初は戸惑いながらも授業の終わりにはなんと先生と意思疎通が行えるまでになっていました。シンハラ語のグループでは先生特製のテキストを使用し、自分の名前書いてみるチャレンジをしていました。笑点を見て日本語を習得した先生の卓越した話術と高校生のやる気でとても充実した時間が過ぎていました。

どのグループでも高校生の皆さんが積極的に話してくれて、笑い声がたくさん聞こえる語学訓練になりました。最後に松山商業高校の皆さんから「ネパール語と日本語の共通点を知り、ネパール人と日本人が心でつながっていると感じた。」「シンハラ語に英語が影響していることがわかって親近感を持った。」「これからスペイン語を話すことがあれば、今日の自己紹介を活かしたい。」と話してくれました。授業後は「一番、楽しくて話せるようになったのは私たちだ!」と競い合っていたそうです。

サヤミ先生の質問に積極的に答えています。

後ろの席の高校生も興味深々。

恥ずかしがりながらも、会話にチャレンジ。

松山商業高校の皆さんありがとうございました。この機会が皆さんにとって、世界や新しい言葉に目を向けるきっかけになればと願っています。

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