産業人材育成への支援:大阪ガス国際交流財団奨学金の授与式を行いました

2018年4月27日

2018年4月26日、大阪ガス国際交流財団による奨学金の授与式が東ティモール国立大学にて行われました。式典では、同大学が選考した成績優秀な工学部の学生(30名、男子学生22名、女子学生8名)の一人一人に対して、同財団の専務理事・事務局長の住友宏氏から授与証が手渡されました。奨学生代表のマリア・ダコスタさんからは、「家族の経済状況から勉学を続けられなくなっている学生もいて、奨学金は経済的な困難がある学生やその家族にとって大変な助けとなっています。奨学金を出していただいている財団や、支援をしていただいている日本大使館やJICAにとても感謝しています。奨学金は、参考書の購入や資料のコピー等ができ、勉学に励むことができ、学生間での競争心も芽生え勉学に対するモチベーションも高まっています。」といった感謝の言葉が述べられました。

本事業は、2013年から2016年にかけて行われた助成事業の継続事業で、当国の産業人材の育成を支援するため、2017年から4年間、東ティモール国立大学工学部の学生(毎年30名)を対象とする奨学金の支給を行うものです(4年間の助成額は約700万円を予定)。大阪ガス国際交流財団が必要な資金の提供、事業の実施とモニタリングを行い、JICAはこれまでの東ティモールでの協力実績や人的ネットワークを生かし、先方政府との調整や事業実施支援を行っています。

JICAは、国家建設に必要な産業人材育成を支援するため、同国唯一の国立大学である東ティモール国立大学の工学部の能力向上を目指し、「東ティモール国立大学工学部支援プロジェクト(2006-2010)」、「東ティモール国立大学工学部能力向上プロジェクト(2011-2016)」を実施し、教官の能力や教育の質の向上、学部の運営体制の構築や3年制から4年制への移行に貢献しました。現在、「東ティモール国立大学工学部能力向上プロジェクトフェーズ2」を2016年から実施中で、同工学部が東ティモール国の社会ニーズに貢献できるよう、教育・研究能力の向上を支援しています。

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住友氏によるCertificateの授与

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奨学生との集合写真