東ティモール向け開発調査型技術協力討議議事録の署名:海上ネットワーク強化に向けて全国レベルの港湾開発マスタープランの策定を支援

2022年6月14日

国際協力機構(JICA)は、2022年5月4日、ディリにて、東ティモール民主共和国政府(実施機関:東ティモール港湾公社(APORTIL)との間で、開発調査型技術協力「戦略的全国港湾開発マスタープランプロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions:R/D)に署名しました。

国土の大半を山間部が占める東ティモールは、道路網が整備途上であり、海運が公共交通としても重要となる一方、地方の一部の既存港が老朽化により使用できない状態になっているなど、地方港湾の戦略的な開発計画策定が喫緊の課題となっています。本案件は、限られた財源の中で、港湾開発を効率的・効果的に進めるための方針や優先的に開発する港湾の整備計画等を示す全国レベルの港湾開発マスタープランを策定し、港湾整備を促進することで、国内外の海上ネットワークの強化を目指すもので、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール9に貢献します。

案件の詳細は以下の通りです。

案件基礎情報

国名

東ティモール民主共和国

案件名

戦略的全国港湾開発マスタープランプロジェクト

実施予定期間

24ヵ月

実施機関

東ティモール港湾公社(APORTIL)

対象地域

全国19港湾

具体的事業内容

東ティモールにおいて、全国港湾開発計画、優先開発港湾整備計画及び港湾運営・維持管理体制改善のための行動計画で構成される「戦略的全国港湾開発マスタープラン」を策定する。

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署名者

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署名者

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