日本での研修がきっかけに!エチオピアによる起業家・中小・零細企業促進のためのワークショップ開催

2019年4月23日

4月17日、JICA BDSプロジェクト(ビジネスデベロップメントメントサービス/零細中小企業育成支援)関係者による本邦研修の知見共有ワークショップを開催しました。このイベントは、2019年3月上旬に、本プロジェクトのカウンターパートである連邦中小製造業促進庁、連邦中小製造業促進庁及びアディスアベバ市から本邦研修に参加した7人による自主企画運営で主催され、同庁及びアディスアベバ市職員を中心としたプロジェクト関係者約80名が参加しました。

訪日したメンバーから1)中小企業・起業家向け金融スキーム、2)イノベーティブな起業家育成、3)中小企業診断士・カウンセラー制度、4)BDSネットワーク構築の4テーマについて、日本での事例とエチオピアにとっての学びや今後の活動案が発表され、参加者らにより活発な議論が展開されました。

ワークショップの最後に、連邦中小製造業促進庁アスファ長官は、「今回の議論はスタート地点であり、今後、エチオピア国全体に展開可能な起業家・零細中小企業支援のシステムを検討・構築していく」と、アディスアベバ市エンダウエック副市長は、「プロジェクトの重要度は高く、成功に導くために各ステークホルダーが最大限の協力をしてほしい」と、力強く抱負を述べました。

主催者らは今回のワークショップに確かな手ごたえを感じ、次回は貿易工業省、中央銀行等の政府高官に対する政策レベルのワークショップを開催する予定です。

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