エチオピアの研究者がミャンマーの稲作振興を視察

2019年11月8日

10月21日から24日まで、エチオピア農業研究機構(EIAR)のデリバ副総裁を団長とする視察団がミャンマーを訪問しました。「国立イネ研究研修センター強化プロジェクト(エチオライス)」と、ミャンマーでJICAが実施中の「イネ保証種子流通促進プロジェクト」の技術交換事業として、実施されたものです。

今回の技術交換事業は、エチオピアの研究者がミャンマーの稲作振興に関する様々な側面(政策、政府機関の役割、品種改良や種子生産などの技術開発、技術普及、官民連携の在り方など)について学び、エチオピアの中長期的な稲作振興に役立てることを目的に行われました。エチオピアの視察団は、ミャンマー農業畜産灌漑省(MOALI)農業研究局(DAR)および農業局(DOA)の事業サイト、種子生産農家、精米業者や農業機械販売の民間企業を訪問し、情報収集と意見交換を熱心に行いました。

視察団にはデリバ団長のほか、国立イネ研究研修センター(NRRTC)のショワィエ所長、エチオライス白鳥清志チーフアドバイザー、佐藤収調整員が参加しました。交流した両国の研究員は、今後も両国の稲作振興に資する協力を継続することを約束しました。

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農業研究局(DAR)でイネ交配施設を見学

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保証種子の圃場を視察(エーヤワディ地域カンジーダウンタウンシップ)

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農業局(DOA)の種子検査ラボラトリーを視察(ヤンゴン市内)

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農業機械ディーラーGood Brothers社の展示場を訪問(エーヤワディ地域ニャウンドンタウンシップ)

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マノトカ精米所の施設を視察(エーヤワディ地域ミャウンミャタウンシップ)