アフリカカイゼン年次会合でエチオピアの企業が最優秀賞を受賞

8月24日～26日に、タンザニア政府、アフリカ連合開発庁-アフリカ開発のための新パートナーシップ計画調整庁（AUDA-NEPAD）及びJICAにより共催された2021年アフリカカイゼン年次会合にて、カイゼンアワードの授賞式が執り行われました。カイゼンアワードは、日本の品質・生産性向上の手法である「カイゼン」の導入により、品質・生産性の向上が見られた企業やアフリカ地域の手本となるようなカイゼンの取り組みを行っている企業に授与される賞です。

9か国15社の応募の中から、エチオピアの企業であるHorizon Addis Tyre Manufacturing社が最優秀賞を受賞しました。同社は、カイゼンの導入により、2019年に比べて機械の生産性が21％、労働者の生産性が2％向上しました。これは応募企業の中で最も高いカイゼン率です。

また、中小企業部門では、エチオピアの企業であるEthiopian Pharmaceutical Supply Agency（EPSA）（アワサ支店）が優秀賞を受賞しました。

最優秀賞及び優秀賞を受賞した企業は、専門家によるオンライン講義を受けることができ、今後更なるカイゼンの促進がなされることが期待されます。