2021年11月2日
2021年10月27日、国立アディスアベバ大学とJICAエチオピア事務所の共催で、エチオピアで初となるJICAチェアをアディスアベバ大学ラスメコネンホールで開催しました。
「JICAチェア」は、非西洋から近代化を成し遂げた日本の経験やこれまでの政府開発援助を通じた開発協力経験を共有することを通じて、開発途上国の各分野で将来のリーダーとなる人材を育成することを目的としたプログラムです。
本JICAチェアには、アディスアベバ大学アフリカアジア研究センター、社会人類学部、歴史学部の教員・学生、エチオピア政府、アフリカ連合、在エチオピア日本大使館の関係者等、約50名が参加しました。
冒頭にJICAエチオピア事務所の森原所長からJICAチェア趣旨説明を行った後、アディスアベバ大学副学長および在エチオピア日本大使館の伊藤大使から開会挨拶をいただきました。次いで、日本の教育開発経験に係る講義では、初めに「日本の近代化を知る7章(英語版DVD)」から第5章「日本の近代化と教育」の一部を上映した上で、UNESCO IICBA横関所長より「アフリカにおける日本の教育協力の特徴」をテーマとした基調講演を行っていただきました。更に、これまで長年に渡りJICAの教育協力プロジェクトに関わってきた教育省のカウンターパート(Ms. Etenesh)より、「JICAの教育協力を通じて学んだこと」をテーマに発表いただきました。
今後、更に多くの学生に日本の開発経験について学んでもらうために、「日本の近代化を知る7章(英語版DVD)」の寄贈式も執り行われました。
アディスアベバ大学とJICAは、今後も様々な分野をテーマにしたJICAチェアを継続して実施する予定です。