草の根技術協力 フィジー水道公社と福岡市水道局による給水サービス向上プロジェクト開始

2018年1月25日

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2017年12月12日、フィジー水道公社本部にて行われた署名式
左より Susana Valemei氏-インフラ運輸省下水道局局長、Opetaia Ravai氏-前フィジー水道公社最高責任者、堧水尾 真也JICAフィジー事務所次長

この度、JICAが推進する草の根技術協力の一環として「ナンディ・ラウトカ地区における給水サービス強化事業」着手のため、2018年1月10日から24日までの2週間、福岡市水道局からの第1回派遣チーム12人がフィジー水道公社に迎えられました。

この第1回派遣は、昨年12月12日にフィジー水道公社で行われた署名式を受けて実現したものです。
この署名式では、2018年1月より3年間、フィジーにおける安全な飲料水の24時間供給を実現することを目的に、フィジーでの実地研修や年1回の福岡市での研修などの技術協力を実施することに合意しました。
期間中、福岡市水道局からは技術者チームが現地に派遣され、フィジー国西部に位置するナンディ・ラウトカ地区における給水サービスの改善を目指して、フィジー水道公社職員への人材育成にあたるとともに、無収水率削減に関しては、フィジー水道公社による研修が実施できるように、専任された公社職員を研修指導者として育成していきます。

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今回の事業のモデル地区として選ばれたナンディ地域のマロロ地区(青の部分)

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フィジー国西部、ラウトカの現場にて。福岡水道局とフィジー水道公社のエンジニアたちの活動風景

第1回派遣チームの代表団による表敬訪問は、フィジー水道公社本部において温かく迎えられ、公社を代表して、業務最高責任者のEkanayake氏より、前回2017年に終了したJICAと福岡市による草の根技術協力にも言及して、「フィジー水道公社は、福岡市水道局とのパートナーシップの最初となる、先の技術協力プロジェクトに対し大変感謝していると共に、今回のプロジェクトでも、どうすれば私たちの給水サービスを更に改善できるのか、ともに働きながら学んでいけることを期待しています」と、挨拶がありました。

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これを受けて団長の福岡市水道局理事の大和氏より、「ふたたびフィジー水道公社のパートナーになれたことを嬉しく思っています。この事業においては、フィジー水道公社のカウンターパートの皆さんと私たちの経験や専門技術を共有するとともに、私どもの技術者も、プロジェクトを通じて、水道事業の改善や継続した市民サービスの向上のため、様々な場面で直面する課題について最善を尽くすことなど、多くを学ばせていただいております」と、謝意が述べられました。

フィジー水道公社と福岡市水道局は第1期の草の根技術協力のパートナーとして、2014年から2017年までナンディ・ラウトカ地域における無収水率の削減事業に取り組み、節水状況の測定と水道管のメンテナンスに有効な管理技術がフィジー水道公社の技術者に移転されました。結果として、当時51.9%であった高い無収水率は31.6%にまで減少し、この事業は内外に高く評価され、今回の第2期事業に繋がりました。

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