KICK OUT MALARIA MATCH!

2016年4月25日

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手伝ってくれた協力隊員。このメンバーがいたからこのイベントができました。(写真:Takeshi Inoue(Photo Ape))

氏名:関根 崇
隊次:2014年度1次隊
職種:感染症・エイズ対策
任地:イースタン州アキム・オダ
出身県:群馬県

2016年4月25日、世界マラリアデーに合わせてマラリア予防啓発を兼ねたサッカー大会「KICK OUT MALARIA MATCH−UNDER−12 SOCCER FESTIVAL−」をEastern州のAkimOdaという私の任地で開催しました。きっかけは日本の知り合いから何か私の活動の手伝いができないかという相談からでした。その方はフットサル場を経営されている方であったので日本でチャリティーマッチを行い、その収益でガーナで啓発マッチを行うのはどうかと提案したところ快く引き受けて下さいました。ガーナ人はとてもサッカーが好きなので啓発イベントに組み込むには最適だと思いました。ガーナではマラリアは年中流行しておりガーナでの死亡原因の11.4%がマラリアによるもので、5歳未満の子供だと22.3%にもなります(2013年)。計画が進むにつれ、サッカー日本代表の岡崎選手からボールを送って頂くこと、いくつかの日本の会社やガーナの会社が協賛してくれることになりました。
配属先である保健局の局長に相談したところすぐに賛同して下さり、市役所、教育委員会に掛け合ってくれました。その後はガーナ人担当者数名と同期のガーナ隊2名と準備に取り掛かりました。予想通り自分の思うように計画が進まなかったり、大幅な予算オーバーやスタジアムの使用許可が直前までおりていなかったなどのハプニングもありましたが無事当日を迎えることができました。
当日になり何度も念を押したのにも関わらずゴールポストやテント等が届かず9時開始が10時開始になってしまいましたがガーナではよくあること。小学校8校、約240名の生徒たちに加え、先生方、保健局職員、教育委員会、協力隊員が駆けつけてくださったため大きな規模となりました。開会式でガーナ人担当者によるマラリアの講義の後、協力隊によるマラリアTrue or Falseゲームを行い最初は恥ずかしがっていた生徒も最後には大いに盛り上がっていました。様々な難易度の問題を出しましたが生徒たちは基本的なマラリアに関する知識は持っているように感じました。やはりマラリアは風邪程度と認識していることや、経済的理由のため予防対策を怠っていること(蚊帳、蚊取り線香、長袖を着る等)により一向に減らないのだと改めて感じました。その後のサッカー大会は協力隊員が一生懸命動いてくれたため概ね滞りなく進み、決勝ではPK戦に突入するなど最後まで盛り上がりをみせました。有志で集まってくれた協力隊員たちでしたが彼らなしではこのイベントをスムーズに行うことはとても無理でした。
日本でのチャリティーマッチから考えると、計画から実施までとても時間がかかりましたが、その分様々な人を巻き込むことができつながりが生まれ規模の大きなイベントを開催することができ自分にとってとても有意義なものとなりました。世界の問題の1つであるマラリアについて国をまたいで考える機会になったのではないでしょうか。協賛していただいた方々、協力隊員、保健局職員、教育委員会に大変感謝しています。

協賛:岡崎慎二(レスターシティFC)、AGUA 姫路、Photo Ape、The Avery's Irish Pub(本町店・三ノ宮店)、おでん なると(三ノ宮店)、日本酒バル 米屋イナズマ

実行委員: 平成26年度1次隊
感染症・エイズ対策 関根崇
感染症・エイズ対策 大谷可菜子
助産師 井上智子
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スタジアムでの集合写真。約240名の生徒が集まりました。(写真:Takeshi Inoue(Photo Ape))

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サッカー大国だけあってレベルが高いです。(写真:Takeshi Inoue(Photo Ape))

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前半は男子、後半は女子という形式で試合を行いました。(写真:Takeshi Inoue(Photo Ape))

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True or Falseゲームでマラリアについて学びました。(写真:Takeshi Inoue(Photo Ape))

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決勝はPK戦。最後まで盛り上がりました。(写真:Takeshi Inoue(Photo Ape))