5校対抗!ICTクイズ大会 (エレ分ワークショップ)

2017年3月10日

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通常全校生徒80名の学校に、当日は200名が大集結!

氏名:小川 ひとみ
隊次:2014年度2次隊
職種:PCインストラクター
任地:セントラル州ゴモア・ンプルメム
出身県:長野県

ガーナのIT関連職種(PCインストラクター等)の隊員で構成される「エレクトロニクス分科会」(以下、エレ分)のワークショップを私の任地で開催した。このワークショップにおけるメインイベントは、クイズ大会。周辺の職業訓練校4校を私の配属先の学校に招待し、全5校でICTの知識を競った。この5校のうち3校については、エレ分隊員の配属されている学校である。
ワークショップの主たる目的は、「ICTに対する学習意欲の向上」。ICTは職業訓練校において必修科目となっているものの、認定試験の科目に含まれていないため、ICTに対する学習意欲の低さが職業訓練校共通の課題となっているからだ。そこで、ガーナ人の競争好きな特性を活かして今回のワークショップを企画したのである。
このクイズ大会に向け、まずエレ分にてICT問題集を作成した。この問題集を作成した背景として、「各職業訓練校にICTのシラバスがなかったこと」があげられる。そこで、授業の指針となるような内容および順序で問題集を作成した。この問題集は、クイズ大会の予想問題集でもある。つまり、クイズ問題はこの問題集から出題される、ということ。事前に各参加校に問題集を配布し、彼らはそれに沿って約1ヶ月間準備をした。
大会出場者を選出するにあたり、各学校にて統一の選抜試験を行った。この試験結果に基づき、各学校から3名+補欠1名を学校代表として選出した。
大会当日は、5校ともよく準備してきているのが見てとれる接戦が繰り広げられた。最後までどの学校が勝つかわからない熱い戦いの末、隊員の配属されていない学校が優勝した。実はこの学校、統一選抜試験の結果では、全受験者の得点ランキングにて、トップ10に1人も入っていなかった。そのため、大会開始前には上位には入らないと予想されていた。その学校が優勝したことは、大会には出場せず観客としてきていた生徒たちを、「自分も準備(勉強)すれば出来る」と大いに勇気づけたようであった。そして「隊員がいなくてもガーナ人だけでしっかりできる」とも言える、隊員たちにとっても嬉しい結果であった。
閉会後、教員たちからは「来年もやろう」、「次はいつ開催する?」とのお言葉をいただき、満足していただけた様子である。そして、「次は自分が出場するから、問題集を貸してほしい」と今から張り切っている生徒もいる。今回のようなワークショップがガーナ人の手によって継続して開催され、それが将来的にICT教育の底上げにつながれば、今回の企画・運営をしたエレ分メンバーとしても本望である。

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クイズ大会の会場の様子。各学校3名ずつ代表選手が出場。

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クイズ問題の解答を考え中の出場選手たち。

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チームで力を合わせて解答を作成中の生徒たち。

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自分の学校の代表生徒を見守る観客も真剣そのもの

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主審は教育局から来ていただいた「ICTコーディネータ」。副審に隊員2名。

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歓喜に沸く生徒たち。トロフィーと賞状をもらえて大喜び!