JICAインターンのボランティアインタビュー

2017年7月7日

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ゲミマウンテンの頂上から

氏名:大久保 哲
隊次:2015年度2次隊
職種:観光
任地:ボルタ州アメゾフェ
出身県:大阪府
(聞き手:JICAガーナ事務所インターン 藤島みのり)

−任地について教えて下さい。
(大久保)ガーナ東部のボルタ州アバティメ地区で活動しています。住んでいるのはアバティメ地区の中のアメゾフェという山間部の、人口約3,000人の村です。
−山間部で「観光」という職種で活動されていますが、どのようなことをされていますか。
(大久保)アバティメ地区の観光業底上げがメインミッションです。配属先はボルタ州の州都ホにあるGhana Tourism Authorityですが、活動任地であるアバティメとは一時間近く離れているので、配属先の指示により自分で協力者やパートナーを見つけながら村・地区で活動をしています。
活動任地では、観光客増加及び情報の見える化を目指したPRと、村民の収入単価向上に向けた提供サービスの質の改善及び新規開拓という2つを軸に活動を行っています。
−活動の中で、特に思い入れのあるプロジェクトはありますか。
(大久保)2つあります。1つ目は、村のお土産としてのアフリカンポーチの生産・販売です。縫製関連の活動をしている協力隊員と協力してコミュニティーで技術移転のワークショップを実施し、その後、地域内のテーラーたちと協業し、村のお土産としてポーチを生産し、村の観光オフィス・ホテルなどで販売しています。2016年の4月頃から始めた取り組みで、ポーチ生産で得た利益はその他のプロジェクトに活用しています。
もう1つは、アメゾフェ村内に、“Nature Trail”というハイキングコースを作るプロジェクトです。自分で地元の協力者を探し、彼らと森を探索し、ハイキングコース開発の戦略をたて、開発を進めています。コースを作るためにカトラスと呼ばれる鉈を握って自ら草刈りをしたり、地図の作成や観光客へのガイドの方法などを教えたりしています。
−様々な方面から観光振興に精力的に取り組んでおられますが、活動をする上で苦労していることは何ですか?
(大久保)任地が山間部ということもあり、水のインフラがなく、電気も不安定、インターネットも特定の場所しか繋がりません。また、手に入る物も限られ、赴任当初は生活をするだけでとてもストレスを感じていました。ですが、今ではそれも全て受け入れられるようになり、人間の適応能力の凄さに驚かされるばかりです。
また、ガーナでプロジェクトを進めるうえでは、予定していたスケジュール通りに物事が進まないなど、想像できない事が頻繁に起こります。非常にストレスフルな事も多いのですが、それらすべてがいい経験で、とても勉強になっています。
−日本で働く上では想像もつかないような困難が日常で起こるのですね。そのような生活を2年間もすると考えると、自身の価値観も大きく変化しそうですね。最後に、日本の皆さんにメッセージをお願いします。
(大久保)協力隊の活動は人間的に成長できる機会だと感じています。日本とは違ったストレス・課題にぶつかるので、その中でも自分と向き合い、乗り越えていくことが個人的にはとても大きな収穫でした。一度しかない人生なので、少しでも興味のある方は迷わず参加してみるべきだと思います。また、今後も協力隊の活動が続くよう、是非応援よろしくお願いいたします。

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アメゾフェ村内にあるオテの滝

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ハイキングコースに伝統のストーンチェアーを作っている所

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ポーチ作りを一緒にしている地元テーラー

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マウントゲミにTV取材が来た時の様子

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アメゾフェ村のお祭りの様子

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仲のいい村人と音楽イベント開催時の様子

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村のチーフ達と