ヤギが好き!

2018年3月14日

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学校で飼っているヤギに産まれた子供とともに

氏名:林 俊宏
隊次:2015年度2次隊
職種:PCインストラクター
任地:ノーザン州ンウデュア
出身県:岐阜県

今日はボランティアの活動についてではなく、任地の様子をご紹介したいと思います。
ガーナの良いところといえば、何と言っても「可愛い動物が身近にいる」これに尽きるのではないでしょうか。首都のど真ん中(日本で言うところの東京都千代田区、中央区あたり)や大きな病院の中でも普通にヤギや羊を見ることができます。しかも日本のより小さくて可愛いんです。
さてそんな私ですが、日本にいた頃は動物はむしろ嫌いで、家で飼っていた犬の世話もろくにしませんでした。しかし、ガーナに来てすっかり動物に目覚めてしまいました。私の任地はかなりの田舎なので、ヤギ、羊以外にも、牛、アヒル、ギニファー(ほろほろ鳥)など、たくさんの動物がいます。そんな動物の中でも特に私が好きなのがヤギです。

今回は、私の好きなヤギのしぐさをご紹介します。

・反芻
ヤギ、羊、牛などに見られる、一度飲みこんだ食物を再び口に戻して噛む行動です。喉のあたりをよく観察していると、胃の中のものが口まで上がってきて、咀嚼した後にまた胃の中に戻っていく様子がはっきり分かります。親子で日陰に座ってゆっくり反芻している様子を見ていると、ついこちらも一緒に口を動かしてしまいます。

・フレーメン反応
フレーメン反応です。音楽隊とは関係ないですよ。
これは馬などでも見られる反応で、特定の臭いに反応して唇を引き上げる現象です。オスがメスの尿を嗅いだときによく見ます。きっと異性を感じているのでしょう。

・授乳
生まれたての動物が生きるために必死に母乳を吸う。
全ての哺乳動物が行う行為なのですが、特にヤギの授乳は牛や羊にはない勢いがあって素晴らしいです。
生まれた直後の一生懸命に探る感じもたまらないのですが、生後1~2カ月頃の「母親発見→鳴きながらの全力ダッシュ→急ブレーキ→全力でしっぽを振りながら時折乳房を下から勢いよく突き上げる」がもう最高にたまんないです。

いかがでしたでしょうか?最後に、ヤギと私の間に起こった、ちょっと悲しい話をご紹介します。

私の飼っていた子ヤギ(生後約5カ月)がバイクに轢かれました。近所の子供が教えてくれたのですが、既に虫の息で、もう助からないことは明らかでした。その場にいた大人に「どうする?」と聞かれたので、まだ小さいですが、その場でさばいて食べることにしました。さばいた肉は生徒が料理してくれました。

そのとき私は39度の高熱を出して寝込んでいたのですが、肉を食べたおかげか、次の日から熱は徐々に引いていきました。

ひょっとしたら、高熱で苦しむ私を見て、自らバイクに向かって飛び込んだのではないか、などというあり得ない想像をしてしまいたくなりました。

先にも述べたように、私の任地は田舎なので、肉は容易には手に入りません。
食べ物=命であるという、日本人が普段忘れている当たり前のことを思い出させてくれる出来事でした。

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ヤギの親子

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羊のフレーメン反応

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母乳を飲む子ヤギ