ガーナにキウイ・パパイヤ・マンゴー?-2年間の活動を振り返って-

2018年3月28日

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帰り際の幼稚園児と

氏名:村上 弥生
隊次:2015年度2次隊
職種:青少年活動
任地:イースタン州アソボイ
出身県:福岡県

(村上隊員はすでに2017年9月に帰国済みです)

ガーナと言えば、チョコレート?日本人に馴染みのガーナチョコレート。そんなチョコの原料であるカカオ、そしてダイヤモンド・金・石油等の第一次産出への過度な期待が高まる一方、ガーナでは南国のフルーツが美味しく安く手に入ります。バナナ・マンゴー・スイカ・パパイヤ等、不思議と輸入の林檎も手軽にマーケットで買うことが出来ます。

私の任地は、ガーナの首都アクラから北に約50kmイースタン州・アソボイという町。配属された学校は、ピュリティ・インターナショナルスクール(PURITY INTERNATIONAL SCHOOL)創立20年の私立の幼小中学校。学校の敷地が狭い為校舎が二つに分かれており、校庭はバレーボールコートほどの草原、簡素な寮が二つ程あり、寮母さんも学校に住み込みです。また、近所からくる子どもも多数います。そんな場所に、ある時、「キウイ・パパイヤ・マンゴー」がやってきたのです。

私の2年間の活動は、同校における情操教育の普及で、クリエイティブアート(Creative Arts)の授業、同僚達への技術移転でした。ガーナでは小学校においてクリエイティブアート(日本における音楽・図工・手工芸等)が一科目として設けられています。しかしながら、学校にお金がない、校長がいない、CP(カウンターパート)がいない、の無い無い尽くしの中、環境を考慮し学校・生徒の実態を把握し、材料を身の回りで探し生徒達に合わせた授業の工夫が必要でした。実技中心に草花やストロー、ハサミ、のり等を使用し貼り絵や工作をしたり、タンバリンを作り楽器の演奏をしたりと生徒の知的好奇心を擽るような授業を心掛けました。更に、クレパス、ピアニカやリコーダーといった道具や楽器の寄付を頂き、それらの活用も試みました。段ボールでミニピアノを作り練習してからピアニカを交替で演奏し、リコーダーまで吹けるように成長しました。そんな時、2017年7月にキウイ・パパイヤ・マンゴーがやってきたのです。

キウイ・パパイヤ・マンゴーとは、果物達…ではなく日本のミュージシャンバンドの名です。ギター・ベース・ドラム・バイオリン・琴を巧みに操る異色の五人組。このバンドが私の配属先を訪問した際、ライブをして頂き共にセッションをし、フィナーレでは輪になり盆踊りを全校生徒で行い、非常に盛り上がりのある貴重な時間を過ごすことが出来ました。和楽器の琴を見たことも触れたこともない生徒達の驚いた表情や盆踊りの手拍子を楽しそうにする姿が印象的でした。キウイ・パパイヤ・マンゴーさんその他お手伝いされた関係者の皆様、ありがとうございました。

日本に帰ってから、このガーナでの2年間を振り返ってみると、沢山の、辛い、楽しい、きつい、そして嬉しい思い出が蘇ってきますが、常に周りにいたガーナ人のサポートがあり、同期隊員に救われることも多々ありました。環境の違う中、価値観や考えも異なり日々学ぶことばかり、人生において生きる逞しさを培いました。これからもこれらの経験を生かし、教育や学校の在り方について深め直し精進したいです。最後に、色々な人たちとの繋がりの中で2年間を無事ガーナで過ごすことが出来たことに、大変感謝しています。ありがとうございます。

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キウイ・パパイヤ・マンゴーの演奏をきく生徒達

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琴やドラムの体験でにっこり

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皆で盆踊り

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発表会でお揃いのガーナ衣装

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発表会で絵を紹介する様子

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大勢の見守る中キラキラ星の演奏