Adolescent health clubの再編に向けて

2018年4月1日

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クラブ対抗戦でクイズ大会!!

氏名:沖 佐織
隊次:2015年度4次隊
職種:助産師
任地:アッパーウエスト州ナドリ
出身県:三重県

(沖隊員は2018年3月に帰国済みです)

私の任地のあるアッパーウエスト州は、ガーナの北西部に位置しており、首都アクラまでバスで約12時間、第二の都市クマシまで約8時間、第三の都市タマレまで約5時間と、どこの主要都市に行くにしてもとにかく移動に時間と体力が奪われます。トイレ休憩も日本のようなサービスエリアがある訳でもなく、開放感溢れる青空トイレ(想像にお任せします)が主流です。乾季に入れば青々と茂っていた草も枯れてしまい、長距離移動のトイレ事情は大変になってきます。同じガーナ人でさえも、南部に住んでいる人からはものすごーーく遠い果ての地と思われており、「アッパーウエスト州に住んでいるんだ」と話すだけで、「うぉぉ!」とか「えぃ!」(ガーナ人が驚いた時によく使う表現)といった反応が面白いほど返ってきます。

そんな私の任地ナドリでは、若年妊婦の増加が問題とされています。また、日本では考えられませんが、病院を受診せずに自分で中絶を図り、危険な状態に陥る妊婦さんもいます。幸い私の任地では、死に至るケースはありませんでしたが、予期しない妊娠に苦しんでいる女性を目の当たりにしてきました。しかし、Adolescent health services(思春期保健)やSchool health services(学校保健)がまだまだ行き届いていないのが現状です。

要請内容としては母子保健の啓発活動でしたが、彼女たちの声を拾い上げるには、妊娠してからの関わりでは遅すぎる、妊娠する前にもっと自分の身体と心に向き合ってほしいと感じました。ただ日本での経験も浅く、性教育や思春期保健に特化した活動をしていたわけではなかったので、どのようにアプローチしたらいいのか悩んでいました。そんな時、同僚からAdolescent health clubについて教えてもらいました。

このクラブは、身体的にも社会的にも心理的にも大きく揺れ動く思春期という時期に、同世代の仲間が集い、リプロダクティブヘルス(性と生殖に関する健康)に関する知識を深めていくことを目標にしています。この活動を知った時、なんと画期的なクラブがあるんだと驚きましたが、悲しいことに活動自体は衰退し名ばかりのクラブがほとんどでした。そこで、もう一度クラブ活動を再編し、単なる学びの場ではなく、体力増進の場、ピアエデュケーションの場(ピア(Peer=仲間、同輩)からの情報提供、学び)、自分自身と向き合える場、相談の場、友達の輪を広げる場など沢山の役割を付随させ活動したいと思いました。

クラブを立ち上げたばかりの頃は、私自身どう運営したらよいのか右往左往していましたが、徐々に生徒のレベルややる気に合わせてトピックス決め話し合ったり、実験しながら学んだりゲーム性を盛り込んだりしました。またNGO(World gift)と連携を図りクイズ大会やフットボール大会を開くこともできました。

昨年は新たに10のクラブが増えましたが、まだまだ相談先としての役割や地域に根差した活動となっていないのが現状です。3月で私の任期は終了してしまいますが、引き続き配属先とNGOと連携をとり、クラブ活動が益々発展していくようにサポートしていきたいです。

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フットボール大会

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布ナプキン講座

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レクリエーション:イースターピクニック

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ディスカッション:月経の仕組みについて