隊員活動Q&A

2018年4月15日

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任地のアコソンボダム(水力発電用ダム)

氏名:牧野田 周二郎
隊次:2016年度1次隊
職種:小学校教育
任地:イースタン州アスオジャマン郡
出身県:東京都出身

(牧野田隊員は2018年3月に帰国済みです)

こんにちは!
現職教員参加制度で平成30年3月まで派遣されていた、牧野田と申します。すでに隊員としての活動は終わってしまっていますが、私の活動を自作自演のQ&A形式で振り返ってみたいと思います。

Q1:小学校教育という職種は何をするのですか?
A1:配属先の要請により様々ですが、私は日本の小学校で培った知識と経験を任地で広める活動を行っていました。

Q2:任地はどんなところでしたか?
A2:アコソンボという人口2万人強の町で、首都から北東に2時間ほどのところにあります。アコソンボは水力発電のダムが有名で、ガーナでは珍しく電気も水も比較的安定している町です。ダム建設に合わせて発展してきた特殊な町なので、歴史は浅く、ガーナ中の様々な部族出身の方が住んでいるため、現地語よりも英語が使われる傾向がありました。

Q3:どんな活動をしていましたか?
A3:アコソンボ周辺の小学校26校を巡回して、4・5・6年生に理科の授業を行なっていました。現地の先生に私の授業を参観してもらうことで、技術と経験を伝達しながら、2週間に1回ほど教員を対象にした研修(研究授業)も行なっていました。

Q4:活動で一番嬉しかったことはなんですか?
A4:私が行なった電気部品の使い方研修(理科の電気単元の研修)を生かして、現地の先生方だけで研究授業を行なっているのを見たことです。成果の見えづらい活動なので、活動に意味があるのかと不安になることもあったのですが、実際に使ってもらっていて、安心と自信に繋がりました。

Q5:活動で一番大変だったことはなんですか?
A5:理科の授業を行なっている際、担任の先生が教室から居なくなってしまうことです。こちらの先生方は高い確率でなにかしらの副業をもっています。教師の仕事はがんばってもお給料は変わりませんが、副業は頑張った分だけ、成果(お金)が返ってくるため、空き時間ができると副業に出かけてしまっていました。現地教員のスキルアップが目的の活動なのに、現地教員に授業を見てもらえないというもどかしさがありました。

Q6:活動の結果はどうでしたか?
A6:活動期間1年9ヶ月を通して、約300人の現地の先生方に授業を参観してもらいました。ほとんどの先生方は私(日本人)の授業の進め方を褒めてくださり、真似をしてみたいと言っていました。しかし、実際に授業の進め方を変えたのは4~5人でした。授業準備にはある程度の手間隙がかかるものですが、その手間暇をかけてまで授業を変えようというモチベーションまでは引き上げられなかったという感想です。

Q7:青年海外協力隊の経験で得たものはなんですか?
A7:よい経験、悪い経験含め、自分にとっては全てが有益な経験となりました。得たものはたくさんありますが、あえて1つ上げるなら、「冒険心」だと思います。日本では、何かとレール上にある仕事を前に進みながら遅れないように、こなしていくという感覚がありましたが、協力隊の仕事は何もないところに線路を引く感覚です。どちらが良いという話ではありませんが、線路を引く感覚は、今後様々な場面で生きそうです。

Q8:今後この経験をどう生かしたいですか?
A8:元々現職の教員なので、これから受け持つ子どもたちに、任国で体験した経験を児童に話して聞かせたり、ICTを用いた交流をしたりしたいと考えています。また、JICAや、他の学校からの依頼があれば、そこに出向き経験を話すような活動は随時行なっていきたいと思います。

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小学校4年生の実験の様子

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研究授業の様子