Google検索バトルをやってみました。

2018年10月1日

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競技大会の様子。観覧している学生にも見えるよう、前方に問題及び、選手が操作するPCのモニタ—を表示させた。

ボランティア氏名:小塚 千秋
隊次:2016年度2次隊
職種:PCインストラクター
任地:セントラル州ウィネバ
出身県:福岡県

私はコンピュータのインストラクターとして、ガーナ南部に位置するセントラル州ウィネバ職業訓練校にて活動していました。配属先の学校には電気、配管、溶接などの8つの専攻コースがあり、学生たちは手に職をつけるため、日々専門技術・知識の習得に励んでいます。学校のシステムとして、専攻コース授業の他に、基礎科目である英語や数学、「基本情報」が必修です。私はICT専攻コースの学生向けの授業、および基礎科目である「基本情報」の授業を全校生徒向けに、日々受け持っていました。

そんな日々の活動にプラスαで、ワークショップを開催しました。まず、ガーナでは「基本情報」の授業は理論重視です。一般教養として学ぶには難しすぎる内容も含まれており、理解も暗記もできない学生が多くいます。せっかく「基本情報」の授業があるのに実用的な知識や技術が学べていないことを、非常に残念に感じていました。卒業後は働き始める学生たちに、少しでも実用的なスキルを身につけて欲しい!という想いから、選んだワークショップのテーマは"Google検索力"。「実用的な情報スキルって具体的に何か?」というテーマで同職種の隊員と話合い、そこから出たアイデアです。学生各々の専門分野に対して汎用性が高く、また学生の多くが持っているスマートフォンでも応用の利く内容であることなどから、こちらのテーマで行うことにしました。

このワークショップは、ガーナでIT関連の職種の隊員から構成されるエレクトロニクス分科会(以下、エレ分)メンバーが主催となり私の配属先の学校で行いました。私の学校と近隣の職業訓練校2校を招いての競技大会形式で、学生の専攻コースごとに競技部門を分けました。部門ごとに、それぞれの分野に関する専門的な知識をクイズ形式で出題し、Google検索を使ってそれに解答させる、という内容です。つまりGoogleという検索エンジンを利用して、学生たちの情報検索能力を競わせよう、ということです。

大会当日、選手として選ばれた各校の学生たちは、想像以上に緊張し、そして真剣に競技に挑んでいました。が、しかし、それ以上に真剣だったのは、引率で来ていた教員たち。いつもは穏やかな同僚も、いざ勝負事(事の大小は問わない)となるといきなり豹変。主催であるエレ分メンバーで決めていた競技ルールや進行について、「自分の学校に対して不利だ!」と抗議が入り、一時中断の場面も。こんなに真剣に物事に取り組むガーナ人の姿を見られたことは嬉しくもあり、同時に「いつもこれくらい真面目にやってくれればいいのに」と苦笑いしたのも事実です。

気になる競技大会の結果ですが、意外にも私の配属先の学校が優勝しました(私が一番驚きました)。学校としての勝敗はさておき、本ワークショップを通じて飛躍的に情報検索スキルを向上させた学生もいます。今後もこの大会をきっかけに、各学校や個人で、情報検索スキルや知識の向上に励み、日常生活で有効に使ってほしいです。

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緊張した面持ちで待つ選手たち。

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とても真剣に検索する選手たち。中には緊張からキーボードを打つ手が震えている学生もいました。

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学生以上に真剣に解答を検索している教員陣。

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表彰式にて優勝に湧く学生たち。

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表彰が終わり、出場した学生、引率教員、エレ分メンバーで撮った集合写真。