いま平和ですか?-原爆展を通してかんがえる世界の平和-

2018年11月19日

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会場となった食堂にて集合写真

ボランティア氏名:河原 美代
隊次:2017年度2次隊
職種:助産師
任地:アッパーイースト州ボンゴ郡
出身県:広島県

こんにちは!今回はイースタン州ンクワティア・クワウにあるセントピーターズ高校でおこなった原爆展についてご紹介します。私とともに準備をおこなったのは、この高校でPCインストラクターとして活動している2017年度2次隊の大橋麻実さんと、広島県出身で障害児・者支援の活動をアッパーウエスト州ワで行っている2018年度1次隊の羽立大介さんです。

この学校はガーナの中でトップレベルのエリート校。生徒の中にはこれからのガーナを国の中心で支えていく人もいるのではないでしょうか。それだけではなく、この学校は日本との強い繋がりも持っています。毎年、数名の生徒が日本への研修旅行に参加しており、ガーナ国内でも日本語スピーチコンテストやよさこい祭りなどに積極的に参加して日本への理解を深めています。

アフリカと聞くと紛争や貧困の問題で治安が悪いとイメージされる方も多いのではないでしょうか?確かにいまだ問題を抱えている国は多くありますが、その中でもガーナは比較的治安が安定していると言われています。ガーナの良いところは?と聞くと「平和なところ」と自信を持ってガーナの人は答えてくれます。では、この国で原爆展を開く意味は何なのでしょう?ガーナは平和な国で良かったね。ただそれだけでは終わってほしくない。今も多くの子どもたちが平和な日々を脅かされている。平和だからこそ世界にも目をむけて、世界の問題について考えてほしい。そんな思いで私たちは今回この原爆展を企画し、以下のような内容で行いました。

  • パワーポイントを使っての講義(時代背景、原爆の構造と影響、現在の紛争について等)
  • 原爆が投下された日のヒロシマを描いたアニメ「ピカドン」の上映
  • ヒロシマの復興の様子をまとめたスライドショーの上映
  • 生徒による平和構築についてのディスカッション
  • 広島平和記念資料館様から提供していただいた原爆写真ポスター30枚展示

当日は約500人の生徒が集まり、私たちの言葉に耳を傾けてくれました。原爆写真ポスターは展示した端から多くの生徒が真剣なまなざしで眺めていました。原爆について学校の授業で詳しく学ぶことはありません。はじめて聞く内容も多くあったと思います。それでも新しい知識を得ようとする姿勢、これも平和への一歩なのかもしれないと感じ、彼らの姿勢を見習わなければとも思いました。

実施後のアンケートでは生徒からたくさんの素敵なコメントをもらえました。その一部を紹介したいと思います。

  • すべてが失われても希望を持ち、諦めない力を示してくれたヒロシマとナガサキに感謝したい
  • 世界の平和を作るために、まずは一人ひとりの関わりから始めなければならない
  • すべての人を平等だとみなした時にのみ世界平和は実現する
  • 平和な世界を作るために今日の学びを友達にも伝えたい

今回、限られた時間の中で多くを伝えることはできませんでした。しかし、この出会いが彼らにとって、世界の問題に目をむけるきっかけになることを願っています。

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原爆写真ポスターを真剣に読む生徒。

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折り鶴を真剣に折る生徒たち

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手伝いに来てくれたボランティアと一緒にWSを行ったフランシス先生