所長あいさつ

2019年3月にグアテマラに着任しました。

首都に着いてみると、常春の心地よい気候、街路樹が茂っており、緑の多い町。山に囲まれていて、遠くには富士山そっくりのコニーデ型火山(Volcán de Agua)も見える。JICAグアテマラ事務所はオフィスビル最上階の12階にあり、町の緑、遠くの山々の雄姿を見ると心が洗われるようです。

グアテマラシティは想像以上の大都会で大きなスーパー、ショッピングモール等もあり、経済的豊かさも感じます。

地方では先住民を中心に貧困層も多く、それを解決しなければならない司法、政治、行政は相当に課題があると言われます。

豊かさと犯罪、貧困等の相反するものを孕んでいる国なのだろうと感じています。しかしながら、JICAグアテマラ事務所員・企画調査員、海外協力隊員は皆グアテマラを好きになって帰っていくと聞いており、愛すべき人々がいる国なのだろうとも感じています。これまでもグアテマラでボランティアや国際協力経験のある方々と一緒に仕事をさせていただきましたが、グアテマラのすばらしさやもう一度グアテマラに戻って仕事をしたいという想いを何度も伺いました。

グアテマラは私がJICAを志望する原点になった貧困削減に貢献したいという想いを実現する場だと感じています。これまでの経験や学びを総動員して、職務に当たりたいと思います。

特に以下3点を重視して業務を進めていきます。

  1. 健康管理・安全対策の徹底
    JICA関係者が良い活動・業務を行う大前提となります。関係者の健康が保てるような環境をこれまでと同様に確保していきます。自然災害のリスクもあります。グアテマラは噴火や地震が発生する可能性がある火山国であり、ハリケーンが通過する場所でもあります。予防的措置の確認・充実に努め、緊急時にも円滑に対応できる体制づくりを進めます。
  2. 広報・成果発信の充実
    グアテマラでもJICAは意義のある協力を長年展開してきている印象を受けています。日本の関係者、グアテマラ政府関係者、事業に直接裨益する市民の方々、他の国際協力機関の関係者など様々な方々に分かりやすい形で成果をより積極的に発信していきます。
  3. 優良案件の形成と事業実施管理
    グアテマラは地域格差、民族格差が存在し、今なお貧困が深刻な問題となっています。我が国は貧困地域の社会・経済開発、環境・防災を対グアテマラ協力の重点として取り組んでいますが、事業成果が発現するよう、適切に事業実施管理を行います。また、グアテマラの発展ひいては中米域内の発展にもつながる案件の形成を積極的に進めます。

プロジェクト関係者、専門家、海外協力隊の皆さまの活動が最大限展開できるように支援していきたいと考えています。そのためにも、JICA関係者がこれまで築いて来たことを受け継ぎ、発展させていきたいと思っています。

グアテマラの現場で活動されているJICA関係者、日本から支援してくださる方々、政府・カウンターパートをはじめとするグアテマラ国内のさまざまな関係者と信頼関係を築き、愛と情熱をもって職務に当たり、グアテマラの発展に貢献したいと思います。

グアテマラ事務所長 山口尚孝