協力隊、待望の再開

2022年2月28日

新型コロナウイルス禍で全JICA海外協力隊員が退避してから約2年。グアテマラに待望の隊員が着任しました。

派遣再開第1号となった山本真弓隊員(数学教育/1月着任)は「2年間ずっと、この時を待っていました。任地の中学校の先生たちと共に、グアテマラの数学教育のために尽力する所存です」と意気込みを語ります。日本で派遣待機中も、スペイン語で数学のビデオ教材を作成するなど準備を進めてきました。

寺島琢馬隊員(栄養士/2月着任)は、「グアテマラの栄養分野にはどんな課題があるのか、任地で人々と生活を共にしながら体感することで学んでいきたいです」と抱負を述べます。日本では病院で管理栄養士として勤務しながら、派遣の日に備えてきました。

2月28日には在グアテマラ日本大使館を表敬訪問。山元毅大使から「グアテマラの経済社会開発には、トップダウンではなく、コミュニティレベルで日本の知見や経験を共有し、ボトムアップ形式で支援を実施することが重要であると認識している。現地に溶け込み活動する協力隊のみなさんは重要な役割を担う『日本の代表』です。健康と安全を第一に頑張ってください」と激励の言葉をいただきました。

続いて訪問した、協力隊受け入れ機関である大統領府企画庁(SEGEPLAN)のアナ・マティルデ・メンデス国際協力局副局長からは「現地に寄り添う協力隊のみなさんの活動には、いつも感謝しています。コロナ禍の厳しい状況のなか、グアテマラにお越しいただき本当にありがとうございます」と歓迎の言葉が贈られました。

グアテマラで、日本で、待っていた派遣再開。ここからグアテマラの協力隊の新たな歴史が始まります。

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山元大使を表敬訪問した寺島隊員(左から2番目)と山本隊員(右)。

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SEGEPLANのメンデス国際協力局副局長(右)に挨拶。