写真展「コロナ禍のシリア難民-アウラージ一家のロックダウン-」

「今世紀最悪の人道危機」と称されたシリア内戦から10年。
武力衝突や空爆が各地で続き、シリアの多くの街が荒廃し、560万人以上が今も難民として暮らしています。

アウラージ一家は、戦禍を逃れるために2017年にシリア北西部イドリブ県からトルコ南部レイハンルへやってきたシリア難民の一家族です。

内戦終息の兆しが未だ見えない中、襲い掛かってきた新型コロナウイルス感染拡大の危機。
トルコでは、感染拡大を防ぐため、今春のイスラム教徒の恒例行事「ラマダン(断食月)」期間中、ロックダウン(都市封鎖)が行われました。
そんな苦境の中、アウラージ一家が始めたのは、なんと家族総出の家の壁塗り。

本展は、フォトグラファーの小松由佳氏が捉えた、コロナ禍における難民生活の厳しさの中でも家族の絆を軸に今を生きようとする一家の姿をお届けします。

撮影者 小松 由佳氏
プロフィール:
フォトグラファー。1982年秋田県生まれ。
山に魅せられ、2006年、世界第二の高峰K2(8611m/パキスタン)に日本人女性として初めて登頂。植村直己冒険賞受賞。次第に風土に生きる人間の暮らしに惹かれ、草原や沙漠を旅しながらフォトグラファーを目指す。
2012年からシリア内戦・難民をテーマに撮影。著書に「人間の土地へ」(集英社インターナショナル)。
2021年、第八回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」を受賞。

また、本展最終日の8月30日からは、連携企画である月間パートナー展示「ヨルダンで生きるシリア難民の子どもと女性-“国境なき子どもたち”&“Tribalogy”の活動より-」を実施します。
1階ロビーでは、写真、動画、関連グッズの展示、2階J’s Cafeではヨルダンとシリア料理のランチ提供、また9月4日には小松氏も登壇するオンラインセミナーを開催予定です。

展示・イベント情報