国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト 2009年度優秀作品

中学の部 入選

「実験から学んだこと」

和歌山県立向陽中学校 二年
柴 百茄

「リサイクルにかかるコスト代は、計算してる?」

ゴミについての実験をしているときに、先生から言われた言葉です。以前から「ゴミはリサイクルにすればいい」と思っていた私にとって、実験や先生の言葉を通し本当にそうなのか深く考えるきっかけになりました。

私が小学生だったころ、リサイクルできるものにもかかわらず、そのままゴミとして捨てているものが多くありました。そのときの私は「なんでもかんでもリサイクルすることは、地球にとって良いことだ」という考えでどうしてリサイクルしないのか、環境のことを考えていないのか、などリサイクルしないことに対して批判的な意見をたくさんもっていました。けれども、それには理由があったことを中学生になってから知ることができました。

リサイクルというものには、それに伴うコスト代つまりお金が意外とかかります。実際に私は、廃油を使ってキャンドルや石けんを作るという実験でよく分かりました。リサイクルをして作ったものが、一般にお店で販売されているものよりも値段が高くなる場合があります。すると、高いものは消費者にとって買いにくい、リサイクルをした会社は商品が売れないこと、コスト代が高くつくことなど利益が少なく損益が大きいです。リサイクルするもの全てが損というわけではないと思いますが、人々にとって得になるものは少ないのではないでしょうか。リサイクルは大切だし環境のことも考えたい、しかし利益が少ないことなど問題点があり、リサイクルをする会社は少ないという考えにたどりつきました。

このことから、何をするにも損得を考えるからいけないのだと学びました。地球環境と人にとっての利益を両立するのは、とても難しいことで両立する方法なんてあるのか分かりません。けれど、今まで人が楽をしたり経済面での損益を考えてきた結果が、地球環境悪化だと思います。今、するべきことは損得の計算でなく、地球をどうにかすることです。とりかえしのつかないことになる前に、早く地球に対して深い理解をもった社会や世界になってほしい、そのように実験を通して感じました。

プログラム紹介