授業で使える10分映像集(アクティブラーニング教材)

内容

授業でそのまま活用できる、中高生を対象にしたアクティブラーニング用の映像教材です。
四つのテーマ「難民」「イスラム」「国際協力・SDGs」「教育」を、それぞれ10分程の映像にまとめています。

視聴方法・DVD申込み方法

  • 各映像タイトルの下にある青字部分をクリックいただきますと、動画サイトから視聴いただけます。
    ※動画再生時には音声が流れますので、音量にご注意ください。
  • データ郵送をご希望の方には、MP4形式のデータをDVDに保存し送付いたします。mptgp@jica.go.jp(JICA広報室地球ひろば推進課)まで、下記3点ご連絡ください。なお発送には、2~3週間程度かかります。3週間たってもDVD発送通知のメールが届かない場合は、お申し込みが受け付けられていない可能性がありますので、改めて送付申請をお願いいたします。
    (1)送付先の住所・名前・電話番号
    (2)使用の目的(どこで何のために使うのか)
    (3)本教材を知ったきっかけ(ネット検索(検索ワード)、ニュース(媒体名、サイトURL等)、知人から聞いた、JICAイベント(イベント名)など)

監修メッセージ(国立教育政策研究所 二井正浩)

この映像集には、現在の世界が抱える課題として四つのテーマが挙げられ、具体的な人間の苦悩が描かれています。国際理解・開発教育では、生徒が正面から現実に向かい合い、疑問を持つことが欠かせません。子どもたちには、これらの映像をもとに、同じ人間として現実に問いかけ、考え、調べ、話し合ってもらいたい。そのような学習こそが、シンパシー(自己の立場からの同情)にとどまらないエンパシー(他者の立場に立った考察)としての共感を培うことでしょう。

また、ここには映像以外にもモデルとなる学習指導案や参考資料が紹介されています。これらを活用しつつ、教室の子どもたちの姿を思い浮かべ、彼ら彼女らがこれらの課題と自分とが無関係ではないことに気づかせる授業をめざして下さい。そのような授業でこそ、これらの諸課題を他人事でない「自分事」としてとらえ、前向きに考え、行為する市民が育つのではないでしょうか。

難民

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1)国を逃れる人々

徒歩、列車、船…様々な方法で国を逃れる難民の様子と、逃れなければならない人々の状況を伝えます。

2)逃れた後の生活

逃れた後の居住の場の一つである難民キャンプの生活の実状を伝えます。また、シリアからドイツに逃れて美術館ガイドとして働く方、レバノンに逃れたものの仕事がない方のインタビューを紹介します。

3)各国の難民受入れ状況

難民受け入れ側をとりあげ、まず欧州内での難民受け入れに対する様々な反応を伝えます(市民が積極的に支援する様子、難民受け入れの住民集会で不安の声があがる様子、国境に壁が建設される様子等)。また、日本で難民認定を受けたロヒンギャ(ミャンマー少数民族)の方から、認定までの苦労と日本人へのメッセージが語られます。

授業実践や学びの参考に

学習指導案

授業1時限で本映像教材を活用した場合を想定し作成いただきました。

実際に授業実践された先生の授業実践報告です。

参考資料

難民に対する国際協力の現場経験が長い現JICA(UNHCRより出向中)高嶋由美子氏より提供いただいた資料です。

イスラム

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1)イスラムの概要

唯一神アッラーを信仰し、コーランを聖典とし、1日5回のお祈りや豚肉・アルコールの飲食を禁じる等の戒律を守る…といったイスラム教の概要と、地域による女性の装いの違い等から解釈の多様性を伝えます。

2)世界各地のイスラム

イスラム教は中東地域の宗教というイメージがあるものの、他の地域でも信者は多く、アメリカにはキリスト教徒に次ぐ信者がいるなど、イスラム教を信じる人々が世界中にいることを伝えます。

3)差別・排斥されるイスラム教徒

イスラムを名乗る過激派組織のテロ行為により、欧米で起きているイスラム教徒の排斥運動の様子、それに対し反対の声をあげるイスラム教徒の様子を伝えます。

4)日本に暮らすイスラム教徒

前半は日本で暮らすイスラム教徒の方々のインタビューを紹介します。後半は、イスラム教を信仰する観光客の増加に対応し、彼らのために作成された観光案内地図や、食材・お祈りの場所に配慮した飲食店を紹介します。

授業実践や学びの参考に

学習指導案

授業1時限で本映像教材を活用した場合を想定し作成いただきました。

実際に授業実践された先生の授業実践報告です。

参考資料

イスラムの研究をされ、イスラムを信仰する国での国際協力の現場経験が長いJICA・小松大輔氏より提供いただいた資料です。

国際協力・SDGs

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1)国際協力・ODAとは

貧困、感染症、紛争、自然災害…世界の課題の多くは1ケ国のみでは解決が難しく、国連では2030年までに達成すべき17の国際目標「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。この実現のために、私たちにできることは何かを問いかける、授業の導入となる映像です。

2)日本の国際協力・ODA事業の事例

日本をはじめ様々な国々が支援を行うアフガニスタンの事例を紹介します。まず、活気にあふれた市場、子どもが遊ぶ遊園地、治安確保のために銃を構えた警察…というこの国の状況を映します。そして、長年続いた紛争により農業技術者が不足し、コメは輸入に頼らざるを得ないこの国に日本が行った、農業試験場をつくり、稲作技術者を育てる、という国際支援活動を紹介します。

3)課題を共に解決する国際協力

「母子手帳」「KAIZEN」など、日本独自の取り組みや強みを活かした国際協力が、開発途上国の発展に貢献しています。実は、日本も第二次世界大戦後、そして東日本大震災時に開発途上国を含む多くの国や国際機関による支援を受けました。世界の国々が、困ったときに手を差し伸べあい、課題をともに解決していることを伝えた映像です。

授業実践や学びの参考に

学習指導案

授業1時限で本映像教材を活用した場合を想定し作成いただきました。

実際に授業実践された先生の授業実践報告です。

教育

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途上国の教育課題(アフリカ・ニジェールの場合)

教育分野での日本の協力事例として、ここでは世界最貧国の一つ、西アフリカ・ニジェールのプロジェクトをとりあげます。まず、プロジェクトの背景として、初等教育就学率の低さ、教室・教具の不足、教員への給料支払い遅れ…等、この国の教育現場が抱える課題を伝えます。

2)課題解決のための「みんなの学校プロジェクト」

ニジェールの教育課題を解決するために取り組まれた「みんなの学校プロジェクト」を紹介します。教師・保護者・住民を巻き込み、民主的選挙で学校運営委員を決め、話し合いを重ね、「自分たちで実施可能な」課題解決の計画をたて、取り組むプロジェクトです。

3)「みんなの学校プロジェクト」に取り組んだ成果

このプロジェクトにより学校が整備され、教育環境が整い、初等教育就学率が上がりました。初等教育を修了した後、大学進学した生徒、看護師になった女子生徒、それを喜ぶ母親のインタビューを紹介します。

授業実践や学びの参考に

学習指導案

授業1時限で本映像教材を活用した場合を想定し作成いただきました。

実際に授業実践された先生の授業実践報告です。

参考資料

アフリカでの教育開発という国際協力の現場経験が長い国際協力専門員・國枝信宏氏より提供いただいた資料です。

映像教材とあわせて活用いただける資料です。途上国の小学生の一日(起床から家事手伝い、学校、就寝まで)の様子を描いています。(JICA広報誌 mundi 2015年4月号掲載)。

プログラム紹介