開発途上国の実情や日本との関係を知り、国際協力がなぜ必要なのかを考える授業や研修などの機会に、青年海外協力隊をはじめとするボランティア経験者やJICA職員などを講師として派遣するプログラムです。
講師は主に、開発途上国の現場でボランティアとしての活動経験がある青年海外協力隊、シニア海外協力隊などです。依頼内容によってはJICA職員、途上国から来日しているJICA研修員などが講師となる場合もあります。
(注)JICAボランティア事業経験者は途上国でのボランティア経験を持ちますが、プロの講師ではありません。「講師にお任せ」にせず、講義内容に関してJICA北陸の各県担当者もしくは当日の講師と事前に打合せを行って下さい。
開発途上国での実体験に基づいた話を聞くことが出来ます。国際協力活動や途上国の文化、普段の暮らしはもちろんのこと、キャリアやSDGsなど、ご希望のテーマや内容、時間に応じて講座を組み立てることができます。
(注)基本的には講師の体験談を中心とした講座になります。
教育現場では、国際理解を目的に、社会や道徳、職業理解の授業などで出前講座が取り入れられ活用されています。教員研修やPTAの企画する講座、社会人対象の市民講座などへの講師派遣も行っています。
対象・人数 | 教科・テーマ | 講座の概要 |
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小学校6年生(32人) | 総合的な学習の時間 | 青年海外協力隊経験者が、派遣された国の文化や生活の様子、ボランティア活動内容などを紹介。それを通して、世界の現状や異文化について学ぶ授業。 |
中学2年生(130人) | 国際理解 | 青年海外協力隊経験者が、ボランティア活動の様子を紹介。ボランティアが必要とされる背景から開発途上国が抱える課題について知る授業。 |
高校1年生(15人) | 職業理解講座 | JICA職員が、職員の仕事内容や海外で働くことの苦労など実体験を紹介。それを通じ、社会人としての心構えを学び、職業選択の一助とする講座。 |
看護学生(80人) | 国際医療活動 | 青年海外協力隊(看護師・保健師)が、海外でのボランティア活動について紹介。海外での看護活動の実情を知り、国際的視野を養い、専門職の役割について考える講座。 |
教員(35人) | テーマ別研修 (国際理解教育) |
JICA職員が、開発途上国の抱える課題を参加型の手法を用いて紹介。また、日本の国際協力の実情について紹介し、国際理解を深める教室活動の参考とする講座。 |
社会人(20人) | 市民講座 | 青年海外協力隊経験者がボランティア活動について紹介。それを通して、開発途上国や国際協力の現状について知り、国際協力のあり方について考える講座。 |
学校、または指定の会場にて実施可能です。
講師の謝金・交通費につきましては、原則としてお申込み団体のご負担をお願いしています。
謝金の目安は1時間/講師1人あたり4,600円(JICA規定に基づく)です。学校・自治体の謝金単価基準がある場合にはそちらに準じる形で構いません。
また、マイナンバーが必要な場合、講師からのマイナンバー取付けは、要請元にて行って下さい。
(注)講師1名を紹介する際のおおよその目安です。
講師決定後、JICA北陸の各県担当者より、講師の情報を依頼元に通知します。
JICA北陸の各県担当者もしくは当日の講師と段取り・講座内容について事前打合せを行って下さい。講師と直接打合せを行う場合は、連絡先をお知らせします。
(注)これまでの出前講座経験上、充実した講座にする為には事前の打合せが重要になります。ご希望の講演内容、細かい段取り、交通費・謝金支払方法などに関し、事前打合せを行って下さい。また、今後の講座の参考とさせて頂くため、出前講座の講師をつとめた方たちには実施報告書を提出頂いています。
当日までに時間が確保できる場合には、事前学習の実施を推奨しています。
年間を通して、依頼を受付けています。
こんなテーマで授業をしたい、こんな研修を企画したいという内容をまずはお聞かせ下さい。
公益財団法人とやま国際センター内 JICA富山県デスク 担当:富山県国際協力推進員
電話番号:076-464-6491
ファックス:076-464-6491
メール:jicadpd-desk-toyamaken@jica.go.jp
JICA北陸 担当:開発教育支援事業 出前講座担当者
電話番号:076-233-5931
ファックス:076-233-5959
メール:jicahric@jica.go.jp
公益財団法人福井県国際交流協会内 JICA福井県デスク 担当:福井県国際協力推進員
電話番号:0776-28-8800
ファックス:0776-28-8818
メール:jicadpd-desk-fukuiken@jica.go.jp