持続可能な活動になることを願ってー帰国後ー

シニア海外協力隊OB 石川県立津幡高等学校教諭
居村 剛士さん(石川県出身)

コロンビア陸上チームが日本で事前合宿!

【画像】コロンビアから日本へ戻ってきた現在、コロンビアへの思いが日に日に募るばかり。
配属先の皆は元気かな?いつも練習にくる選手たちは元気かな?友人たちは何しているかな?あの食べ物食べたいなあ。なんてたびたび思い出す。

そんなとき、群馬県前橋市で行われるジャパンパラ陸上競技大会に出場するため、コロンビアの陸上チームが来日した。これはコロンビアで出会った一人の日本人のおかげで実現することができた。発展途上国の一つであるコロンビアではまだまだ、障がい者スポーツに対する予算は十分ではない。事前合宿を何とか日本で実施することができないものだろうかと模索する中で、唯一の問題は金銭的な面であった。その中で救いの手を差し伸べてくれた日本人が現れた。その方のおかげでコロンビアチームが2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて、日本での事前合宿をすることが可能となった。
チーム・コロンビアの来日はアッという間に時間が過ぎた。時間は短かったが、コロンビアの選手たちは日本で出会った人たちに強烈な印象を残してくれた。

選手たちとの再会

今回、来日してくれた選手たちはリオパラリンピック大会の金メダリスト・マウリシオ選手、世界パラ陸上ドーハ大会で金メダルを獲得したディクソン選手、そしてそのコーチであるフレイマンさん。コロンビアで活動しているとき、彼らが活動の拠点としているカリ市に約2週間滞在し、彼らの練習にお邪魔させてもらった。陽気で明るく、力持ち、そしてなんといっても心優しいコロンビア人たちだった。再会を喜ぶとともに来るべき東京オリンピック・パラリンピックに向けて、最高の準備ができるよう、日本流のおもてなしをさせてもらった。

コロンビア人

【画像】大会は群馬県前橋市にある正田醤油スタジアムで行われた。そこで彼らが見せるパフォーマンスは、日本人のものよりはるかに高いレベルであった。それ以外でも小学校や町のレストランあるいは記者会見会場など行く先々で多くの日本人に囲まれ、サインを求められるなど大変な人気ものであった。改めてその様子を振り返ってみると、彼らの行動は特別なことをしたわけではなく、あくまでコロンビアにいるときと同じような行動で振る舞い、日本という異国の地で、そのとき出せる最高のパフォーマンスを発揮しようとしていたにすぎないのだと思われる。その振る舞いに対して多くの日本人がひきつけられたのではないかと思う。多くの日本人が魅力的なコロンビア人に出会い、遠く離れたコロンビアという国に興味を持ち、いつか実際に訪れてくれたら最高にうれしく思う。

持続可能な活動

【画像】おかげさまで、この活動は今後も続く。今年(2018)の9月にはコロンビアのパラ水泳チームが来日する。横浜で行われるジャパンパラ水泳大会に出場する。リオで行われたパラリンピックのメダリストたちが、どんなパフォーマンスを見せてくれるかとても楽しみである。その後は「Ciclo Tokio」という取り組みの中で、来年、再来年と日本での事前合宿が続き、2020東京パラリンピックでの更なる飛躍を目指す。そんなチームのサポートに少しでも関われたら幸せだなと考えている。