JICAインターンによる「青年研修仏語圏アフリカ農村開発コース」レポート

2009年10月23日

【画像】

青年研修を見学する学生

JICA北陸では毎年北陸の大学で学ぶ大学生を対象に業務体験(インターンプログラム)を実施しており、今年も富山県、石川県から5名の学生が参加しました。

インターン期間は9月2日から9月11日までの10日間で短い期間でしたが、JICA北陸が北陸で実施する研修事業やボランティア事業に参加してもらい、また開発教育や草の根技術協力についても学んでもらいました。その中から今回はコラボNPOふくいが受け入れ団体となり実施した「青年研修アフリカ仏語圏農村振興コース」での同行レポートをお届けします。

北陸で行われる研修の見学へ

【画像】

稲の育種に関する説明を熱心にメモする研修員

今回は、約2週間にわたって行われるアフリカ青年研修のうち、5日目に行われた研修に同行させてもらいました。

午前中は、福井県農業試験場にて、稲作を始めとした福井県内の農業技術研究開発の取組についての研修を受けました。研修では、稲作の専門家である富田桂さんに米の品種改良などについての説明をうけ、研修員らは非常に熱心に聞き入っていました。その後、実際に技術研究開発が行われている温室や水田等も見学し、研修員たちはその様子を写真に収め、またさまざまな質問を職員に投げかける姿に関心しました。

この試験場では、積極的に技術革新や品種改良を行うよう努めており、こういった諦めずに対策を行おうとする姿勢に対し、研修員らは非常に感銘を受けているように見受けられました。

【画像】

山林を利用したシイタケ栽培の説明を受ける研修員

午後は「あぐりパークほんごう」にて、限界集落での農林業複合経営の実態について学びました。現地では山間部における稲作の様子や炭作り、養蚕、しいたけの栽培が行われており、それらひとつひとつについて経営者である杉本英夫さんより詳しい説明を受けました。山間部では昼夜の温度差が大きく、また水が綺麗であるためより優れた農産物が育つというメリットがあります。

しかし、その一方で、動物による被害等も起こりやすく、対策として杉本さんは電気柵(アニマルキラー)を設け、被害を最小限に留めているそうです。こういったさまざまな工夫を聞きながら研修員たちは積極的にメモをとっており、自らの国の農業においても生かそうとしている姿勢が伺えました。

一番印象に残ったことは

【画像】

えふえむ・エヌ・ワンで思いを語る学生

私たちが一番印象に残った点は、研修生の熱心な姿勢です。時間が足りなくなるほどに盛んに質問を行い、メモをとり、写真に収めようとしている姿にとても驚きました。是非ここで得た知識を自国に持ち帰り、今後の発展につなげていって欲しいと思いました。

以上、本年度インターンの皆さん、黒田奈公子さん、後藤悠子さん、古屋拓さん、堀田真紗子さん、前田恵里さんからのレポートでした。

JICA北陸インターンは毎年5月ごろ募集を始め9月ごろ実施します。今回、ご興味をもたれた学生の皆さん、ぜひ来年ご応募ください。