南アフリカ共和国を訪れた岡田克也外務大臣との懇談会に石川県出身の隊員が出席。現地からのレポートが届きました

2010年6月23日

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後列、右から3番目が片桐隊員 

「第10回日・南ア・パートナーシップ・フォーラム総括セッション」への出席を目的の一つとし、4月29日から5月1日まで南アフリカ共和国を訪問した岡田克也外務大臣は、現在、派遣中の隊員8人と懇談を行いました。懇談会には、その他、職業訓練校や小学校、科学館などで活動中の8人の隊員のほか、石川浩司大臣秘書官、小澤俊朗在南アフリカ大使、鼻野木由香書記官、そしてJICA側からは南アフリカ訪問中の緒方貞子理事長をはじめ、中村俊之南アフリカ事務所長などが出席し、当初予定の30分を大幅に超えた懇談では、大臣から隊員にさまざまな質問が投げかけられました。

そして、この懇談会に出席した石川県出身の片桐正博隊員(平成21年度3次隊/小学校教諭)からこの模様を伝えるレポートが届きましたので、ご紹介します

「岡田外務大臣との懇談では、現地での隊員の生活について、南アフリカ共和国で活動して興味深いこと、南アフリカ共和国の学校教育の課題、隊員の今後の進路について等の話題となり、予定の30分を大幅に超えた約1時間の会談となりました。

隊員からは、南アフリカ共和国で都市間の生活水準の格差があること、また若者たちが基礎を固める前に応用編に目がいきがちなところ、やる気があるが貧困のために上級学校に進学できない現状があることを語り、南アフリカ共和国での活動の際、十分に機材が手に入らず苦労した点を挙げ、帰国後も日本の同僚たちとこの経験を共有していきたいと答えました。また、南アフリカ共和国の隊員が本来の活動に加えて、小学校を訪問して、サイエンスショーや日本紹介などを行っていることを伝えました。

岡田外務大臣は、終始穏やかな表情で、協力隊のことに興味津々だったように感じました。一見先進国並みのインフラを誇る南アフリカ共和国の都市部の様子でも、隊員のいる地方にはニーズがあるという現状の話を聞くことで、協力隊が南アフリカ共和国で果たす役割について、大臣にご理解いただいたと感じました。また、南アフリカ共和国には、教育関係の職種で活動する隊員が多いためか、会談の大半は、教育問題を話していたように感じました。

この国の子どもたちが抱える課題に対して、隊員が積極的に活動していることを説明した上で、もっと多くの日本の現職の教員たちにこのような活動をしてもらい、南アフリカ共和国の現状を伝えてもらいたいと述べられていました」

報告:片桐 正博 隊員(平成21年度3次隊/南アフリカ共和国/小学校教諭)