北陸出身の青年海外協力隊員が大活躍!

2010年7月12日

武正前副大臣も絶賛!「奇跡の蜂蜜」の営業活動・販売に大きな成果を上げた、東野奈津恵隊員(平成20年度4次隊/エルサルバドル/経済・市場調査)からレポートが届きました。

以下、東野隊員のレポート

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「奇跡の蜂蜜」のネーミング

エルサルバドル北西部に位置するチャラテナンゴ県ラパルマ市・サンイグナシオ市・シタラ市の3市が私の活動地域で、現在はこの3市の主に山岳地帯で生産される生産物のマーケティング支援のためのプロジェクトを立ち上げています。その中から針なしミツバチから採れるハチミツのマーケティング支援について紹介します。

エルサルバドルの最北部に位置するシタラ市山岳地帯には、針を持たない特殊なミツバチから採れる、薬効のあるハチミツが存在します。このハチミツの養蜂家は83人で、彼らが採取したハチミツを買い取り、パッケージし、販売するまでを請け負っているのは、標高約1500メートルの山岳地帯に住むシタラ市ラグネタス村の人びとです。

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帳簿の書き方を指導する東野隊員

配属先の上司に連れられ最初にこの村を訪れたのは着任して2日目のことでした。商品はあるのに、販売ルートの開拓ができておらず、また彼らにはそのノウハウもありませんでした。私は商品を持ち帰り、配属先から資料をもらいこの商品の勉強を始めました。首都サンサルバドル市、配属先の所在する地域で1番大きなラパルマ市の商店街やホテルなどで市場調査を行い、商品を取り扱ってくれる市場を絞りこみ、営業活動を行いました。
                                       
営業活動での大きな成果はラジオ局を運営するレストランと出会えた事で、そのレストランのオーナーの協力でラジオに出演できました。その後商品があっという間に売り切れ、その年生産した商品を完売させることができ、大きな利益を得られました。1年目は私の提案で彼らと月に1度のミーティングを開催しながら、パッケージ・ラベルの改善、生産・売上管理の改善を実施してきました。特にプロモーション活動を強化したことで、ラジオの他テレビ、新聞にも取り上げられ全国的にもこのプロジェクトが知られるようになりました。

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新聞にも大々的に掲載されました

今年の5月には、加来日本大使を訪問されていた武正公一前外務副大臣を囲む夕食会に招待を受け、ハチミツを試食して頂くことができました。武正前副大臣よりぜひ日本に送ってほしいとのお言葉を頂き、加来大使のご厚意で武正前副大臣のもとに送って頂くことが出来ました。

今ではJICA事務所を中心としてこのプロジェクトにたくさんの方々から支援を受けています。今年は生産量も増加し約2.7倍の売り上げが見込まれます。現在では女性グループも形成しそのリーダーに販売のノウハウを伝える事、ハチミツを利用した石鹸やシャンプーなどを製造・販売するプロジェクトを立ち上げ、このハチミツによる収益を増やしていく計画をしています。