国際理解講座『ハローワールド』(その2)

2010年12月13日

財団法人福井県国際交流協会とJICA北陸が連携して進める国際理解講座「ハローワールド」では、福井県内の小中学校へ講師派遣を行っています。

音楽でアンサンブル!−ベリーズ帰国隊員とペルー人の出前講座−

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外国籍講師とともに

今回、青年海外協力隊経験者が「ハローワールド」の講師として派遣されたのは、越前市岡本小学校です。

岡本小学校は、伝統と歴史がいきづく和紙の里にあります。校内いたるところに生徒が制作した美しい紙漉きが飾られています。好評だった昨年に続き、「ハローワールド」に今年も依頼をいただきました。

派遣されたのは福井県で留学しているペルー出身の講師と、青年海外協力隊としてベリーズで活動していた平沢和世さん(職種:小学校教諭〔音楽〕)です。今回のテーマは音楽。この日の講座は音楽室で行いました。

和紙の里、岡本小学校へようこそ!

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ぼくたちの話しわかるかな?

最初に、生徒から越前和紙について紹介がありました。岡本小学校では、自分たちで和紙の原料になる「こうぞ」を栽培、加工し、卒業証書にするそうです。

このあと、ペルーとベリーズについてのクイズに生徒たちが答えました。
「8問正解したのは誰かな?」先生の質問に皆さんは元気よく手を挙げていました。

民族豊かなベリーズ

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好きな楽器を手に取ってみよう!

中米の国、ベリーズ。熱帯に広がるこの国の、珍しい動物や美しい鳥の姿に生徒の目が輝きます。また、日本とは違う食べ物に「わあ、美味しそう〜」と歓声があがりました。

ベリーズは、歴史的背景から、ヨーロッパ系移民、アフリカとスペイン系の混血、メキシコ系、南方現地人など多様な民族で構成されています。

言葉もさまざま。この日、平沢さんは南部に住む音楽好きなガリフナ民族の太鼓をもって来てくれました。

音楽が共通点?

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音楽に合わせて手拍子をとる生徒たち

ペルーを含めたアンデス音楽をみんなに楽しんでもらおうと、平沢さんは得意のピアノで「コンドルは飛んでいく」を弾きました。

音楽にあわせて、民族衣装を身にまとったペルー人講師がペルー独特の踊りを披露。即興で校長先生が太鼓をたたいて拍子をとって下さいました。

みんなでアンサンブル!

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二人ひと組で踊る生徒たち

アンデスのメロディーにあわせて拍子をとりながら、生徒が輪になって踊りました。それから、タンバリン、カスタネット、鈴、マラカス、音楽教室にある思い思いの楽器を手にとって、ピアノと太鼓に加わり大合奏となりました。

岡本小学校は平沢さんの母校。ピアノも卒業のときのまま。音楽好きな女の子は成長して、青年海外協力隊の活動を通して音楽の喜びを現地で伝え、またこうして日本の子どもたちに海外の音楽を通して世界を身近に感じさせてくれました。

言葉を超えて、みんなの「楽しい思い」が一緒(アンサンブル)になった講座は、子どもたちの笑顔で終了しました。

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