国際理解講座『ハローワールド』(その3)

2010年12月28日

財団法人福井県国際交流協会とJICA北陸が連携して進める国際理解講座「ハローワールド」では、福井県内の小中学校へ講師派遣を行っています。

国際理解講座「ハローワールド」

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バングラデシュ人講師とともに

青年海外協力隊経験者が派遣される「ハローワールド」第3弾。2010年12月6日、鯖江市吉川小学校で開催されました。

今回派遣されたのは、青年海外協力隊としてバングラデシュで活動していた奥野麻衣さん(職種:PCインストラクター)と、留学で福井に滞在するバングラデシュ人講師です。この2人は昨年も講師として派遣され、好評を得ていました。

「世界がもし100人の村だったら」

「ハローワールド」では講座の理解を深めるため、実施日までに講師、実施校、主催担当者で講座の内容について話し合います。

今回はバングラデシュの話しをする前に、「世界がもし100人の村だったら」のワークショップを行いました。
6年生3学級、100人弱の生徒を世界に見立て、役割カードに従い、各大陸を表すロープに入ってもらいました。そうすることで、最初は漠然とした世界のイメージがおぼろげながら分かってきました。「アジアって、狭くて暑いね」アジアの役割カードを持った児童は、ほかの大陸と見比べてそう発言しました。

バングラデシュはこんな国

いよいよバングラデシュの話しです。2人の講師は、バングラデシュの民族衣装で登場しました。バングラデシュの位置、気候、簡単な歴史、都市と農村の暮らしを、たくさんの写真とともに紹介しました。中でもバングラデシュの食事と宗教についての話題は、児童にとって新鮮な内容だったようです。

バングラデシュを体験してみよう!

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ベンガル語を話してみよう!

話しを聞いたあと、実際にバングラデシュの公用語、ベンガル語を学びました。黒板にベンガル語を書いてもらうと、初めて見る文字に生徒は興味津々でした。そのあと、習いたてのベンガル語を使いながら、バングラデシュのじゃんけんを楽しみました。みんな夢中になり、中には3回のじゃんけんですべて勝った児童もいました。

バングラデシュのクイズでは、みんな元気よく手を挙げて参加しました。クイズの解説も真剣に聞き、クイズを通してバングラデシュの子どもたちの暮らしを学べたようです。

体験コーナーでは、各クラスから男女1名ずつバングラデシュの民族衣装、サリー(女性)、ルンギ(男性)を着ました。ルンギはすぐ着用できましたが、サリーは長い布を身にまとうため、少し時間がかかりました。
着用に苦労はしましたが、サリーはとても可愛いと評判でした。

バングラデシュのミルクティーはいかが?

体験コーナーの最後は、ミルクティーの試飲です。これは児童みんなが楽しみにしていたイベントです。お茶の立て方は日本とは違い、牛乳と水を1対1で最初からブレンドして火にかけます。沸騰したら、セイロンティーを入れしばらく煮ます。そして最後に砂糖を入れます。バングラデシュのミルクティーはコクのある味わいです。児童は甘くて美味しいと感想を述べていました。

感想文のなかから

吉川小学校では以前からエコキャップ運動に取り組んでいます。海外へ募金活動を行う意味を間接的にでも考えさせるねらいから、この「ハローワールド」にご応募下さいました。

実際には途上国への募金活動とバングラデシュの話しが直接結びついていたわけではありませんでしたが、バングラデシュの人々がものを大切にしていること、つましい生活の中にも笑顔で暮らす様子やお互いに助け合っている様子を知り、子どもたちは「無駄遣いをしない」、「みんなの笑顔を守るためにも自分たちはエコをしたい」、「世界の国が平和であるように、身近なことから始めてみようと思う」、「学校に行けない子供のためにもキャップをたくさん持ってこようと思う」など、国際理解講座を通して、自分の力でできることをそれぞれに考えてくれたようでした。

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