インドで柔道を教える長瀬隊員から活動レポートが届きました!

2011年2月22日

インド、ムンバイの街

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ムンバイはインド4大都市の中で2番目に栄えている

長瀬拓己隊員が派遣されたムンバイの街は、海を埋め立てて作られました。インド4大都市の中では2番目に栄えている場所で、地形は北南に長く広がっています。

経済が急激に発展し、今なお新たに土地開発を行っているムンバイですが、残念なことにその悪影響は主に貧困層に重く圧し掛かっています。決して大きな市ではないため、ビルやアパートの開発で貧困層の人たちの住む場所がどんどん追いやられています。

ムンバイ柔道協会での活動

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ムンバイ柔道協会

長瀬隊員は2009年6月から柔道を普及させるため、ムンバイに派遣されました。現在はムンバイの主な8つの柔道クラブが加入するムンバイ柔道協会(BOMBAY JUDO ASSOCIATION)で活動しています。
この協会は30年前、ムンバイ市の人たちに柔道をもっと知ってもらおうと設立されたものです。
協会では年に2度の柔道強化キャンプを行うほか、柔道以外のスポーツについても幅広く知ってもらうため年に4、5回大学の講堂を使って、さまざまなスポーツの普及も試みています。

同僚紹介

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バンゲラ先生と

長瀬隊員と共に活動を行うのは、ヤティーシュ・バンゲラ先生とカワス・ビリモリア先生です。お世話になっている先生やコーチは他にもたくさんいますが、バンゲラ先生とビリモリア先生はムンバイ柔道にとって、とりわけ重要な人物で、現在のムンバイ柔道を支えています。彼らは国際審判のライセンスを持ち、国際大会で得た知識をムンバイだけでなくインド全土の柔道関係者に広めています。
バンゲラ先生は普段、運送会社で会社のマネージメントを行っています。カワス先生は学校で生徒に体育を教えています。二人とも多忙な日々を送りつつ、柔道を広めようと熱心に活動されています。

主な活動内容

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組み手を教える長瀬隊員

長瀬隊員は現在、2つの学校と4つの柔道クラブで柔道を教えています。

学校には小学生から高校生までのさまざまな年齢の子どもが集まります。クラブには子どもだけでなく社会人の方々も時間を見つけて参加しています。定期的に来る生徒は極めて少なく個人のレベルも一定ではないので、毎回出席者のレベルに応じてメニューを変更しています。

初心者には基本の受身、技、体さばきなどのお手本を見せながら身振り手振りで教えています。上級者にはさらに進んだ組み手などを教え、時には一緒に技の研究を行ない、楽しく活動しています。

今後の抱負は

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長瀬隊員が教えるムンバイの子どもたち

「任期が残り半年となり、柔道について詳しく覚えてもらうには時間が足りない気がしています。まずは2011年3月末に行われるシニア全国大会で、なるべくたくさんの選手に上位に入ってもらうため、少々厳しい打ち込みや乱取りの練習をしてもらうつもりです。大会の結果でムンバイの選手の柔道熱が上がる事を期待しています。4月以降は生徒よりもコーチへの指導に力を入れ、技術や練習法について意見を述べていくつもりです。監督やコーチに柔道をより理解してもらう事で私がここに来た意味を残せるのではないかと思っています」