大学生にJICAの中小企業支援を紹介−金沢大学での講義報告−

2013年12月16日

国際協力における民間企業の役割とは

北陸地域はものづくりが盛んで、高い技術力を誇る

12月6日、金沢大学でJICAの中小企業支援をテーマに講義を行いました。人間社会学域国際学類の2年生を中心に、約80名の学生が参加しました。

タイトルを「国際協力における民間企業の役割−JICAの中小企業海外展開支援−」として、「そもそもなぜJICAが中小企業支援をやるのか」、「じゃあなぜ途上国支援に民間投資が必要なのか」という背景から分かりやすく、途上国に対するODAと民間資金の流れやトレンドを理解してもらった上で、民間連携のメリットと重要性を説明しました。

JICAの制度と制度を活用した企業の取り組み

地下タンクの据付け現場の様子

ベトナムで行われた調印式

JICA北陸からの説明の後、実際にJICAの制度を活用してベトナムでの調査を行い、現地で製品の実証活動を予定している玉田工業株式会社(石川県金沢市)の玉田常務より、会社概要、製品・技術の紹介、そしてJICA制度を通じたベトナム進出の取り組みについて説明いただきました。

玉田工業がベトナムで実施するのは、給油所に地下タンクを設置するための調査です。設置するタンクは、油の漏えい防止機能が高い「SF二重殻タンク」。
この事業では、現地の技術者に技術指導も行い、SF二重殻タンクを普及することで、ベトナムの経済発展や環境保護への貢献も期待できます。

学生からは、「民間企業と連携した国際協力という視点は新たな発見だった」「JICAの制度を活用した企業の具体的な取り組みが知れて良かった」「日本の中小企業の技術力の高さに感動した」などの声が上がりました。

オールジャパンでの中小企業支援の動きと企業目線からの実際の途上国での活動話を聞き、「何か国際貢献したい」と思っている学生にとっては、「企業活動を通じた国際協力」への理解が、将来の道を描く上での選択肢の一つとなったようでした。