キンシャサ路地裏の教会で音楽対話
コンゴ民主共和国の首都キンシャサ市は「アフリカの音楽の都」と言われるほど、音楽活動が盛んな場所。そのジャンルはルンバ・コンゴレーズ(注)に代表される、国際的に影響を与えたポピュラー音楽をはじめ、伝統音楽、ジャズやヒップホップなど幅広いです。中でもキリスト教が多くを占めるコンゴ民で、市民になじみ深いのが教会の音楽で、ラジオやテレビなどでも日常的に見聞きします。 現地の音楽に興味があった私は、着任間もないころ、キンシャサの国立芸術学院を突撃訪問して、伝統音楽科の師範を紹介してもらい、週末に太鼓の稽古(けいこ)に通い始めました。 太鼓はちっともうまくなりませんでしたが、市内バルンブ地区の長屋のような集合住居にある、師範一家のお宅に遊びに行くようになりました。生まれ...
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