エチオピアの魅力、コットンガーゼ

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エチオピア事務所に赴任して丸2年がたちました。事務所には日本人とナショナルスタッフ併せて30名が働いています。

アフリカ大陸の北東部に位置するエチオピアは、国土の大部分がエオピア高原を中心とする高地(1,500〜4,000メートル以上)で、雨期と乾期の2つの季節があります。日本の約3倍に相当する面積に、9,000万人強の国民が暮らしています。

エチオピアは、コーヒー発祥の地として知られていて、「コーヒー」という名前も国内の地名「カファ」に由来しているといわれています。現在でも生産量は世界有数の規模で、日本にも多くのコーヒー豆を輸出しています。

自宅やカフェなどで日常的に飲まれていますが、コーヒーとの長い歴史を物語る、「コーヒー・セレモニー」と呼ばれる独特の儀式があり、その様子は日本の茶道にも例えられます。冠婚葬祭はもちろん、自宅に招いた客人をもてなすときにも行われるもので、決まった手順でコーヒーを入れる役割は女性にしかできないのだそうです。

エチオピア人は大変にまじめで、エチオピア事務所でも、定時を過ぎても自分の業務を終えるまでは頑張って残業するスタッフが数名は必ずいます。

そんな頑張りを支えるのが、みんなが大好きなコーヒー。日本人スタッフとナショナルスタッフが一緒に「コーヒークラブ」を作り、順番でコーヒー豆を買ってきて、ブレークタイムにほっとできるひとときを楽しんでいます。

また、首都アディスアベバは、標高2,000メートルの高原都市で1年中涼しく、朝晩の冷え込みが厳しい日は10度を下回ることもあります。その対策として、女性が「ネテラ(Netela)」というコットンガーゼを使用した白い大判のストールを頭から巻いている姿をよく目にします。

「ネテラ」は、正式には教会へ行く時などにドレスの上から羽織りますが、薄い割には保温性が高いので、洋服の上からショールとして羽織る事もあります。とても軽くて柔らかい肌触りで、たいてい縁に「ティレット(Tilet)」と呼ばれるひし形の伝統的な刺しゅうがされており、それぞれの女性の好みが反映されます。

フィキルタ・アディス・テドウラさんは、このネテラを用いた現代風ドレスのデザイナーとして活躍している女性です。JICAが2014年に横浜で開催した「アフリカ・女性起業家セミナー」に参加し、「エチオピアだけでなく世界の人々の幸せを願ってこれからも活動していきたい」と夢を熱く語っていました。

エチオピアだけにとどまらず、世界の多くの女性にアピールする要素を持つネテラ。今後、もっと広い市場で受け入れられる可能性を秘めているかもしれません。



(関連リンク)

エチオピア事務所ウェブサイト

【写真】

「ティレット」の縁取りが美しい「ネテラ」

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ネテラを羽織る女性

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ネテラを用いた現代風ドレスをデザインするフィキルタさん


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