ケニアのワークスタイル

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私は現在、青年海外協力隊のコミュニティ開発隊員としてケニア西部に位置する、カカメガとキスムという大きな町に挟まれた小さな田舎町シャマホホに派遣されています。町の人口は約2万8千人、周囲は豊かな自然に囲まれており、そのため雨期になると突然の雷雨に見舞われ、停電になることがある一方、乾期になると打って変わって水不足になることもあります。

ここでは私の任地で知ったケニアにおける生活について紹介していきたいと思います。

【副業は当たり前!?】

私の任地では当たり前のように多くの人が副業しています。例えば、

・普段は農務事務所で働き、農業の準備に忙しい時はそちらに注力し、片手間で自身の土地内にある余剰分の家を賃貸として他の家庭に貸している。

・普段は学校の先生として働き、学校が長期休暇に入った時は服の仕立屋さんとして仕事をし、それ以外の時間には農業を行う。

という形で働く方々などがいます。

副業を行う方の理由として、「子どもの学費の支払い」を挙げるケースがよく見られます。
ケニアでは1月から新学期が始まるので、特に12月から1月はお子さんを抱える家庭にとって物入りな時期になります。もちろん、本業と農業でまかなえればいいのですが、農業に関してはその年の気候に大きく左右されるため、確実な収入源とは言えず、結果的に3つぐらいの仕事を収入源として持っている方が多いようです。

一方で(親から引き継いだ)広大な土地を持っている家庭は比較的収入にも余裕があるように思います。土地を多く持っているということはそれだけ耕作地も広く、農作物を他の家庭より多く収穫でき、もし仮に自身が広大な土地を管理できなかったとしても他の人に貸すこともできるからです。それだけに「土地をどのくらい持っているか」というのは現地の方々にとってひとつのステータスのようです。

とはいえ、副業で忙しく働くわけでなく、ケニアの母国語であるスワヒリ語に「ポレポレ(ゆっくり、ゆっくり)」という言葉があるように、無理なく自分のペース内でやれるだけ働いている、という印象を受けます。

何か問題があっても「ハクナ・シダ!(問題ないよ!)」
任期がおよそ1年過ぎた今、少しずつその言葉に感化され、ケニアの生活に馴染みつつあります。



(関連リンク)

各国における取り組み ケニア

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同僚の家の敷地

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近所との子どもたちも簡単に出入り。近所の距離感が近い

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同僚は、農業と同様に畜産も行っている


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子どもたちが家畜を散歩に連れ出している光景をよく見ます

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新しい家を敷地内に作るためのレンガを徐々に準備

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