咲かない花はない

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初めまして。青年海外協力隊体育隊員としてウガンダで活動をしている前川哲成です。

主活動としてセカンダリースクール(日本でいう中高レベル)で体育授業を担当しながら、昨年、活動の一環で創設した野球部の指導も行っています。今回は、日々の野球部の練習中に起こった心あたたまる出来事について寄稿したいと思います。

8月下旬の全国ウガンダ野球大会に向けて日々練習に励んでいた私たち野球部。
そんなある日の放課後練習。

用具庫から野球道具をフィールドまで移動させて、全体ウォームアップを始めようとしていたその時!野球部キャプテンが一人で黙々とグローブをきれいに一列に並べているではありませんか。

そしてさらに!

淡々ときれいに野球道具を並べ終えたあと、キャプテンは部員全員を集めて「なぜ道具をきれいに並べる必要があるのか」を問いかけ始めました。

さらに最後には、「野球道具がなければ野球ができない。道具を大事に扱っていこうぜ!わかったな?」と他の部員たちに説き、その場を締めくくりました。

感銘した私は、すかさずキャプテンを呼び、なぜそのような行動をとったのかを聞きました。

すると彼はこう言いました。

「先生がいつも影で僕たちのグラブを並べているのを見ていた。先生がやるなら間違いない。きれいに並べることは何か大切なことだろうと思った」。

「グラブを並べろ」と口を酸っぱくして言い続けるのも指導法のひとつだと思いますが、【やらされて並べても意味がない】というのが私の持論なので、こっそりいつも私が並べていました。

【やれ】ではなく、【やる】。そんな私の姿を、彼はちゃんと見ていてくれたのだなと。

【咲かない花はない】。私がまいた種に芽が出て、生徒が花を咲かせてくれた瞬間でした。

ウガンダ生活はつらいことの方が多いですが、だからこそ、このようなすてきな出来事に対する感動やうれしさは無限大に膨らみました。

日々成長を見せてくれる生徒たちと過ごす時間は本当にプライスレス。今後の彼らの飛躍が私のこれからの楽しみです。



(関連リンク)

各国における取り組み ウガンダ

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チームの集合写真

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試合前のミーティングの様子

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キャプテンとキャッチボールをする筆者


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ポーズを決めるキャプテン

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後輩に野球を教えるキャプテン

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