日本武道である剣道を広めたい

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私は、日系社会シニア・ボランティアとして日系ブエノスアイレス日亜学院へ派遣されました。主な活動は、当学院剣道部員の指導と指導者の育成です。

当学院の創立は1927年。昨年(2017年)に90周年を迎えました。剣道部には小学生36人ほど・大人30人ほどが在籍しています。稽古は週に4~5日(子どもは2日)行い、稽古場は学院内の食堂を利用しています。

部員たちは仕事や学業で休むことが多く、新入部員は長続きしないなどが残念な点です。しかし、仕事等で休むことは致し方ないと思っています。

剣道を広めるにあたり重視していることは、「剣道は礼に始まり礼に終わる」と言われるように、礼儀作法と剣道の基本です。剣道の目的は人間形成にあります。勝つことだけを目的とせず、正しい打突で厳しい稽古をすることにより、強い心を育て、困難に打ち勝つ心を作るべく指導したいと考えています。

世界各国の剣道連盟は国際剣道連盟(FIK)に加入し、本部は東京にあります。各国1団体の加入が認められており、当国ではアルゼンチン剣道連盟(FAK)が加入しています。日亜学院は2016年9月FAKへの加入が承認され、長年の夢である各大会と段級審査に参加できることになり部員一同喜んだところです。

FAKに加入後、主な戦績・昇級は以下の通り。

・2016年10月 亜国(アルゼンチン)国内大会:
女子個人戦3位(審査結果:1級1人、3級10人全員合格)

・2017年3月 亜国国内大会:
団体戦準決勝進出、女子個人戦3位、男子個人戦2位 (初段1人、2級6人、3級6人受審(合格))

・2017年6月 亜国代表選手選考会:
女子個人戦2位・4位、男子個人戦4位(日亜剣道部から合計3人がアルゼンチン代表となる)

・2017年11月 中南米大会(14ヵ国参加):
団体戦 女子男子共に準優勝(アルゼンチン初の準優勝。1級2人受審(両名合格))

上記の通り、当初有段者はゼロでしたが、審査及び大会において、予想以上の成果を上げることが出来ました。特に、私としては、中南米剣道大会に日亜学院から亜国代表として出場した代表選手3人の強化練習を指導したことで、わずかでもお役に立てたのではないかと思っています。

2018年に韓国で世界大会が行われます。今後も、日亜学院剣道部から多くの代表選手を輩出し、亜国の剣道発展に貢献できればと思っています。



(関連リンク)

各国における取り組み アルゼンチン

JICAボランティアの育成選手たちが「世界剣道選手権」に出場(2015年6月17日、トピックス)

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2016年10月:初めて試合に参加。女子個人戦で3位入賞

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2017年3月:ストレッチ体操で試合の準備。個人戦男子2位、女子3位

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2017年6月:亜国代表選手選考大会の試合風景。男子1人女子2人が代表となる


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2017年11月:中南米剣道大会14ヵ国参加。男女とも初の準優勝を獲得

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2017年11月:中南米剣道大会終了後の合同稽古風景

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2017年8月:国内大会にて団体戦3位、個人戦女子優勝・3位、男子2位入賞


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