紛争から平和へ—コロンビアの挑戦

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コロンビアは南米諸国の中でも日本にとっては「最後の秘境」のような感じではないでしょうか?というのも、50年以上も続いた国内紛争や麻薬組織などの存在のため、まだ危ない国であるという印象が強く、日本からの観光客もまだまだ少ないからです。

そんなコロンビアも以前に比べればだいぶ安全になってきて、観光化もどんどん進んでいます。2014年のサッカーワールドカップでは、ハメス・ロドリゲス選手が日本で一躍有名にもなりました。

危険な国のイメージから徐々に回復しつつあるコロンビアは、昨年、ゲリラと政府の和平文書を締結し、この歴史的快挙でフアン・マヌエル・サントス大統領は2016年ノーベル平和賞を受賞しました。ただ、和平文書が締結されたといっても、本当の平和構築の戦いはこれからが本番で、暴力の被害者への補償や、非常に大きい貧富の格差の問題など、課題は山積みです。

大分県発祥の一村一品運動(OVOP)をコロンビアで展開している我々のプロジェクトも残り1年を残すばかりとなりました。

プロジェクトは12市で展開されていますが、コロンビアは日本の約3倍の国土面積があり、地方によって特色があります。一般的には内戦や貧富の差などの影響もあり、集団で一つのことを成し遂げるということは苦手なように見受けられます。それでもプロジェクトの進捗とともにさまざまなコミュニティーの人々が共通の目的に向かって協働している例も多く出てきました。

人々のメンタリティーに変化を及ぼすには相当な時間がかかりますが、OVOPが今後のコロンビアの平和構築に少しでも良い影響を与える兆しが、徐々にではありますが確実に生まれてきているように思います。

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クンディナマルカ県スサ市の有機野菜販売!コロンビアでも健康志向が強まっており、需要が伸びています!

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トリマ県グアモ市チャンバ村で伝統的に受け継がれている陶器。「黒光り」が独特で、料理の色が引き立ちます。

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コルドバ県トゥチン市の先住民族セヌ族の間で、カニャフレチャという植物繊維を使って伝統的に生産されているツバキ帽子。コロンビアの国のシンボルとしても有名。


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ウイラ県ビジャビエハ市のタタコア砂漠。夜には満天の星がきらめき、天体観光としても有名。

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ボリバル県モンポックス市で伝統的に生産されている「銀細工」。モンポックスはその街並みが「世界遺産」にも指定されており、観光地として有名。

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キンディオ県フィランディア市の展望台。キンディオ県はコーヒー産地の絶景として「世界遺産」に指定されていて、フィランディアも観光地として徐々に発展してきている。一村一品(OVOP)プロジェクトでは、昨年よりここキンディオ県でOVOP運動の県モデルを構築するために活動を始めた。


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