いつになるかわからないけれど

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JICAボランティアとしてコロンビアに派遣されて、もう1年7ヵ月。「2年なんてあっという間」という先輩隊員の言葉を、日に日に強く感じるようになってきた今日この頃です。

私の任地は、コロンビアの首都ボゴタから北へバスで約2時間のところにある、ボジャカ県トゥンハ市。配属先は、「ボジャカ地域環境公社」(通称コルポボジャカ)という環境省所属の行政機関で、ボジャカ県のほぼ全域、約80の市町村を対象に、地域内の環境問題に幅広く取り組んでいます。現在、私を含む3人のJICAボランティアが活動しています。

配属先で現在私が関わっているのが、ボジャカ県内の16の市町村を対象とした廃棄物減量化プロジェクトです。分別の普及・徹底による廃棄物量の削減を目的としています。本プロジェクトの一環で、住民に分別を徹底してもらうため、分別の仕方を示したパンフレットを配布することになり、学校の生徒も協力。私はその生徒たちへの研修を担当しています。

研修は概ね、分別の必要性についてのミニ講義、日本のごみ回収システムの紹介、意識付けのワークショップの3部構成になっています。まず、そもそもなぜごみを分別するのかについて、「3R(注)」と関連させながら説明し、その後、日本のごみの回収方法(種類別・曜日別)や分別の種類、処理の仕方などについて紹介します。そして最後に、自分たちの町の環境問題について考えるワークショップを行います。

今回の研修でもそうですが、これまでの活動でも、参加者自身が問題や課題に気付くこと、それらの問題が「他人事」ではなく「自分事である」と認識してもらうこと、そして自発的に行動できるようになることを意識してきました。それで何が変わったかと聞かれると、正直なところ「これ」と言えるものはありません。

でもいつか、その“いつか”がいつになるかわかりませんが、「そういえばこんなことを言っていた日本人がいたな」と思い出してもらえて、それをきっかけに何かが変わり始めることを期待して、今までよりさらにあっという間に過ぎていくであろう残りの任期を過ごしたいと思います。

(注)Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の取り組み



(関連リンク)

各国における取り組み コロンビア

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「リデュース(減らすこと)が一番大事」イラスト出展:ハイムーン工房HPより

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「SDGs」で、地球規模の視点も

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ワークショップでは、考え・気付き・共有を大事に


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パンフレット配りスタート。やや緊張した面持ち

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住民への分別の説明。地道な活動が実を結びますように

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