すてきなあいさつ文化

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こんにちは。私は、南米エクアドルにあるサモラ・チンチペ県ジャンササ市という小さな街で、環境教育隊員として活動しています。エクアドルは地域によって4つの気候地帯に分かれており、気候地帯ごとに植物、食べ物、景色など、異なる生活習慣や文化があります。アンデス山脈沿いに広がるシエラ地域、海岸沿いのコスタ地域、アマゾン気候のオリエンテ地域、ガラパゴス諸島の4地帯ですが、私の任地ジャンササ市は、エクアドル南部に位置しており、ブラジルやペルーに近いオリエンテ地域に属します。熱帯気候なので、果物も豊富に採れ、緑も青々と茂る自然豊かな景色に囲まれており、人々も大自然をとても身近に感じながら日々生活しています。

今回私が紹介するのは、エクアドルのあいさつの習慣です。みんなの振る舞いを見ていると、ここではあいさつという基本習慣が日本に比べて、とても重要視されていることが感じられます。

「Buenos días(おはよう)」「Buenas tardes(こんにちは)」「Buenas noches(こんばんは)」。日本でも一般的なあいさつに、必ず「¿Cómo está?(元気? 最近どう?)」という相手の調子を伺う言葉を付け加え、握手を交わします。そしてあいさつを交わした後の別れ際にもう一度握手をして、「Hasta luego(またね)」と言ってさよならをします。一日の間に、この流れが何回も繰り返され、すれ違いざまに「¿Cómo está?」と声を掛けるなど、相手の調子を伺うことをとても重んじる習慣があることが伝わってきます。家庭でも学校でも、あいさつをすることがとても厳しく教育されているようにも感じられます。

路上では、子どもたちが私にも積極的にあいさつをしてくれますし、多数の隊員の任地を訪問するJICA職員も来訪した際、街で子どもたちがあいさつをしてくれたと感動していました。日本に比べ、あいさつを重んじる習慣が根付くエクアドルの中でも、私の任地は小さな街だけに、人々との距離がとても近く感じられ、私自身、あいさつの大切さにあらためて気づかされました。一人でも多くの人に伝えたいと感じる、エクアドルのすてきな文化の一つです。



(関連リンク)

各国における取り組み エクアドル

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ジャンササ市の中央公園と教会

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雄大なサモラ川

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ごみ回収のため、任地から車で1時間ほどかけてさらに田舎の町に向かうことも


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晴れた青空の下、のどかに人々が行き交う

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中南米の熱帯気候で採れるカカオ。カカオから作る自家製チョコラテは本当においしい

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ごみ回収車。車体にはアマゾン地域の伝統民族シュワル族をモチーフにしたかわいいキャラクターが描かれています


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