日本とエクアドルの歴史とともに

Twitter Facebook はてなブックマーク メール

2018年は、日本・エクアドル外交関係樹立100周年です。1918年8月26日に修好通商航海条約を締結してから今日まで友好関係が続き、現地で感染症の研究や対処を行った野口英世をはじめ、先人が築いた歴史の上に立って活動ができることに感謝しています。

私が活動するサント・ドミンゴ・デ・ロス・サチラス県も、日本と深いつながりがあります。首都キトから西に140キロほどの海岸、山岳地域の間に位置し、標高が約600メートルあります。雨が多く、蒸し暑い地域です。国外からの移住者も多く、気候の特徴を生かしてパイナップルやバナナ、麻などが生産されています。

麻は、第2次世界大戦後に日本の企業が生産を始めたとのことで、戦後、フィリピンで事業を行っていた農地を没収された企業が、新たな開拓地を求めてたどり着いたのがこの地だったそうです。

もう一つ、日本とつながりがあるのがバナナです。日本ではバナナ=フルーツですが、「プラタノ」という調理用バナナをご存じでしょうか? 私の任地では、三食必ずといっていいほど登場します。間食もポテトチップスではなく、「チフレ」というバナナチップスです。緑色の段階で調理するのは「プラタノベルデ」といい、イモに近い味です。黄色く熟したものは「プラタノマドゥロ」といいますが、こちらは、日本人にとっては好き嫌いが分かれる味だと思います。そのまま焼いたり、つぶして揚げたり、さまざまなメニューがあります。私は今では、食事にこれが出てこないと「ないの?」と質問してしまうくらいとりこになっています。

もちろん、「フルーツ」のバナナもあります。日本のコンビニエンスストアなどで売られている日本人が栽培するバナナの生産地が、まさにここなのです。日本から遠く離れたこの地の日本人、エクアドル人の歴史と、この大地で育った最高のバナナを通して、エクアドルを身近に感じてもらえたらうれしいなと思います。

残りの活動が、未来に少しでもつながれば、それだけで光栄だなと思っています。日本とエクアドルの歴史を心にとめて、自分のできることをやり続けます。



(関連リンク)

各国における取り組み エクアドル

【写真】

バナナを日本へ出荷

【写真】

プラタノベルデ(左)とプラタノマドゥロ(右)

【写真】

任地の先住民の人々


【写真】

母の日のイベントを見学

【写真】

同僚に対する研修

【写真】

巡回先での活動


Twitter Facebook はてなブックマーク メール