地球の裏側で感じた大和魂~パラグアイ日本人移住80周年記念行事を通して~

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1936年8月、最初の日本人移住者がパラグアイのラ・コルメナ市に到着しました。慣れない環境での生活や言語の壁、様々な苦境を乗り越えての80年。現在では、約7,000人の日本人及び日系人が、ここパラグアイに居住しています。
今年は『パラグアイ日本人移住80周年』という節目の年。5月14、15日には、最初の移住地であるラ・コルメナ市で慰霊祭と祝賀会が開催されました。9月9日にはパラグアイ日本人移住80周年記念祭典が行われ、眞子内親王殿下のご臨席とご祝辞を賜りました。慰霊祭では、志半ばに倒れた開拓者の方々に花を手向け、言葉には変えることのできない苦悩を感じとりました。式典では、アルパの演奏や日系移住地発展の功績者の方々への表彰などが盛大に行われました。
その後、80周年記念行事の集大成ともいえる最大のイベント「日本祭り」が、10月15日に開催されました。このお祭りは、華やかな日本の祭りを演出し(日本食の出店、和太鼓、日本舞踊、盆踊り、各都道府県の催し物など)、現地の人たちと共に楽しむイベントとして、半年以上も前から実行委員の方々を中心に計画されてきました。
JICAボランティアもブースを出展する関係で、当日は45名のJICAボランティアが参加し、日本祭りを盛り上げました。ブース内に「JICAボランティア活動紹介」「浴衣の着付け体験」「書道」「日本の遊び」の4つのコーナーを設置したところ、約700人もの方が足を運んでくれました。(全体来場者数は、約17,000人にもなりました。)来場者の興味津々な表情や笑顔を間近で見ることができ、私たちも感無量で、同時に、多くの人を笑顔にすることが私たちJICAボランティアの生きがいになっていることをあらためて感じました。
また、エコ忍者を中心にポイ捨て防止を呼び掛ける運動「ゴミ0大作戦・エコ忍者」も行われました。いつもならついついポイ捨てしてしまう現地の人たちも、エコ忍者のおかげでゴミをゴミ箱に捨てる人が増え、終了後ゴミがほとんど無い状態だったそうです。日本祭りは、大成功で幕を閉じました。
今回、パラグアイ日本人移住80周年記念行事に携われたことで、日本の反対側で母国の精神を忘れずに、誇りをもって生活しているみなさんの様子をわずかながら垣間見ることができました。今、現地の人たちが「日本」に対して非常に友好的なのも、先代の方々が築き上げた努力の賜物。その象徴とも感じられたのが、日本祭りの盆踊りのときでした。私たち日本人だけではなく、現地の人たちも楽しそうに踊っている姿を見て、パラグアイと日本の間に育っている愛情の深さを感じました。先代の方々へ感謝の気持ちを忘れずに、今後も現地の人たちと支えあいながら生活していきたいです。

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ラ・コルメナ祝賀パレード「日本人移住者へ、パラグアイの発展と寄与と豊饒の地をありがとう」

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【日本祭り】JICAボランティア・日本の遊びコーナー 豆つかみ

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【日本祭り】エコ忍者 来場者へポイ捨て防止運動を行った


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【日本祭り】パラグアイ人も日本人も一緒になって踊った盆踊り

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【日本祭り】夜になると会場は人であふれかえった。撮影者:山岡清利

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【日本祭り】参加したボランティアたち


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