バングラデシュの最新記事

心はいつもフィールドにある

通りの脇のチャドカン(茶屋)でミルクティーを飲み、ホッと一息ついてから村へと出発する。小さな街を抜けると、すぐに美しい田園風景が広がる。牛やヤギが放し飼いにされ、鶏が家々の間を駆け抜け、人々の笑顔や声があふれている。そこが私の活動のフィールドだ。バングラデシュの北西部にあるタクルガオ県の保健衛生事務所に配属され、2011年10月から、顧みられない熱帯病(NTD:Neglected Tropical Diseases)(注1)の一つ「フィラリア症」対策活動に従事してきた。フィラリア症は、蚊によって媒介され、感染すると徐々に体のリンパ液の流れが悪くなり、手足や陰のうなどがまるで象の皮膚のようにはれる。そのため象皮(ぞうひ)病とも呼ばれており、日本にもかつては患者がい...

「心はいつもフィールドにある」の全文を読む