笑顔忘れない先生の卵たち

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朝6時半、教員養成校の校庭から掃除をする生徒たちの声が聞こえてくる。ここバンテアイミエンチェイ州は首都プノンペンから北西に約360キロメートル離れた場所にあり、タイとの国境の州である。

日本から来た友人やカンボジア在住の日本人には「バンテアイミエンチェイ州?聞いたことがない」とよく言われるが、「ポイペト」「シソポン」という町の名前を出すと、「あ~聞いたことがある」と、分かってもらえることが多い。

ここには小学校の教員になるための2年制の教員養成校がある。生徒たちは高校を卒業した18~20歳が多い。みんな家が遠いため、生徒の約7割は学校敷地内にある寮で暮らしている。そのため、生徒たちにとって、先生たちは家族のような存在である。私はこの学校の温かい先生方や生徒たちと一緒に活動できることを幸せに感じている。

この学校の生徒たちは忙しい。2年間で約4ヶ月の実習があり、試験があり、それに加えて学校行事も多いためである。バレーボール大会、料理コンテスト、先生への感謝の会、卒業式がある。どれも大きな行事なので、準備に多くの時間を要する。

しかし、生徒たちに「やらされている」という意識はなく、むしろ思いっきり楽しんでいる。準備・進行をするなかで、生徒たちが努力する姿や協力し合う姿を見ていると、その度に感心させられる。大変な時でも笑顔を忘れない!そんな彼らなら、すばらしい教員になるだろう。そして、カンボジアの教育がさらによいものになっていくことを信じている。



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各国の取り組み カンボジア

【写真】

卒業する教員養成校の生徒と筆者(中央)

【写真】

教員養成校でのバレーボール大会の様子

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