東ティモールの家族と暮らして

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東ティモールに派遣された青年海外協力隊員は、2年間暮らす家を自分で決めることができます。現地の暮らし・文化をよく知りたいと感じ、同僚家族の家でホームステイを初めて2017年7月でちょうど1年。日本ではあまり馴染みのない東ティモールの家族の生活について紹介したいと思います。

【家はみんなで手作り】
家は木造やレンガ造りが多く、地方はわらぶき屋根の伝統的な家が多くを占めます。自分たちで木材やレンガ、トタンなどを用意して、家族みんなで協力して家を作る場合も多いです。同僚の新居は建て始めてから1年半以上経ちますが、完成には程遠く、この前やっと柱が立ったばかり。東ティモールの時間はとてもゆっくり流れます。

【蛇口からオタマジャクシ】
自宅は首都に位置しますが、基本的に断水しています。蛇口から水が出るのは深夜~朝の時間帯のみ(出ない日もあります)。家にシャワーはなく、代わりにハリス・ファティンと呼ばれるトイレと浴室が一緒になった水場があります。大きなタンクに水を溜め、そこから入浴やトイレ、洗濯など水回りの用事を全て済ませます。ただ、水が出るとはいえ恐らく川から直接水を引いているので、雨が降ると泥水が出ますし、蛇口からオタマジャクシが出てきたこともあります(笑)。

【薪で炊いたご飯は美味しい?】
首都であっても、まれに停電したりプルサが切れたりする(プリペイドの電気料金がなくなる)ため、多くの家ではライスクッカー(炊飯器)や電磁調理器と薪(かまど)を併用して使います。森林伐採などの問題もありますが、夕食前に停電した時、薪(かまど)があるおかげで無事にご飯を食べることができ、助けられたことが何度もあります。
 
【東ティモールの人たちの寛容さ】
すぐに仕事を怠けたり、時間に非常にルーズだったりする面もありますが、東ティモールの人たちは誰にでも気軽に挨拶する気さくな国民性と、周りの人に対する寛容さを持っています。誰かが何かを失敗してもとがめることはほとんどせず、すべてを許す懐の深さがあります。けんかしても、数時間後にはお互いケロッとして冗談を言い合っています。

ハンディキャップを抱える人たちに対する差別も本当に少なく、誰にでも垣根を作らず当たり前のように助け合って暮らす姿はすばらしいと感じます。相手のことを思いやる寛容さがあって、些細なことを笑い飛ばし、笑い合えるのだと、東ティモールに1年間暮らして気付くことができました。

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ホームステイ先の自宅

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主に地方で見られる東ティモールの伝統家屋

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ホストファミリー


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Hariis fatin(ハリス・ファティン)入浴、洗濯、トイレをここで

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子どもたちも料理のお手伝い

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みんなでバドミントン。向かいの家はご近所さんが建設中


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