東ティモール食事情

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私は東ティモール第二の都市といわれるバウカウで活動しています。第二の都市といえども、首都と比べると都市と呼ぶには程遠いですが、緑豊かで海もあり、風光明媚な町です。

また農業が盛んな地域で、私の活動先のNGOでも、近隣地域の農業グループや食品加工グループへの支援を行っています。

バウカウで生活を送る中で、ティモール人の食生活で興味深く感じること、日本との違いに驚くことが多々ありました。その中から3点、紹介します。

1.食事で一番大事なのは大盛りご飯

こちらでの食事は、大皿に盛られたごはんとおかずを、各々が皿に好きなだけ取って食べるのが一般的です。おかずは一口程でもご飯は山盛りとるのがティモール人スタイルで、私がいつもご飯を盛ると「少なすぎる!もっと食べて」と言われます。同僚に、お昼にスープを食べたと伝えた際も、お米を食べていないからそれはお昼ご飯を食べたうちには入らないと言われるくらい、ティモール人にとってお米は必需品のようです。

2.食べ物のくくりがとってもざっくり

東ティモールではテトゥン語が主に話されていますが、テトゥン語を使う中で言葉の数が少ない印象をよく受けます。特に市場で買い物などする際に、食べ物に対する言葉がざっくりしていることに時々戸惑います。

例えば、葉物野菜をmodo tahanとこちらでは呼びますが、ほうれん草も青梗菜も小松菜もひとくくりでこのように呼ばれ、名前を分けて呼ぶことはあまりしないようです。見た目は異なるのにひとくくりにしてしまうのをおもしろく思うと同時に、何の葉を食べているのかわからず困ることもあります。

3.揚げ物大好きティモール人

東ティモールでの会議中には、必ずおやつとコーヒーが出てきます。おやつはいろいろありますが、よく出てくるのがバナナチップスやピーナッツなど油を使ったものです。

道端でも、バナナやイモ、テンペ(注)などに衣をつけて揚げたものが売られており、学生たちがよく食べています。揚げ物は暑い中でも日持ちし、気軽に食べられるため、好まれているのではと考察していますが、日本人の私の胃にはかなり重く、ティモール人がおかわりをしている姿に感心する一方、栄養面で心配にもなります。

こちらに来てコミュニケーションのきっかけとして、食が大きな役割を担うことを改めて感じました。私の活動も食に関わるものなので、残りの任期で、ティモール人の食生活をより深く理解し、活動に結び付けていけたらと考えています。

(注)大豆が原料の発酵食品



(関連リンク)

各国における取り組み 東ティモール

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バウカウ市内の丘から見下ろした景色

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行きつけの市場で野菜を売っている女性

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modo tahanと呼ばれる葉物野菜


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水溶き小麦粉を揚げた「ボワン」(左)バナナ揚げ「ピサンゴレン」(右)

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近所の学校前で揚げ物類を売っている女性

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